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産業向け

EIZOのイベント通知機能<工場編>

EIZO Alert-to-Action

 

img01 新型コロナウイルスの感染拡大により、人々の生活は大きく変わりました。また、今まで経験したことのない状況下で、さまざまな業種に大きな社会経済活動の変化をもたらしました。そのような変化の激しい状況において、各企業はサプライチェーンの保護、需要に応じた生産能力の維持に加え、技術革新や自動化、新しい生産方法の採用など、さまざまな施策を求められています。

 生産現場においては、工場の従業員、管理者、セキュリティ担当者、それぞれが必要な情報を即座に入手することが、従業員の安全を確保し、生産の中断を防ぎ、生産品質を守って工場を最適に運営することにつながります。本ページでは、EIZOのイベント通知機能を使った生産現場での実例を紹介しています。

 


EIZOのIPソリューションが、工場の安全な稼働をサポート
 

 

Case 1

あらゆるアクシデントに即座に対応、生産品質を守る
 

img02 工場において、生産計画通りに生産することは、その企業における供給の安定や利益をもたらすだけでなく、社会経済にも貢献します。生産が中断すると、生産量が減るのはもちろんのこと、場合によっては社会に必要不可欠な機能が欠落することにつながり、人々の生活に大きく影響する可能性もあります。

 生産ラインの自動化の流れに伴い、工場で働く人員を減らす企業が増えてきています。少数の人員で、生産状況・品質を効率よく正確に把握することは簡単ではありません。そこで、生産を効率化するために、映像での監視やリアルタイム通知の需要が高まっています。工場に映像による工程監視を導入することで、在庫の把握、リアルタイムでの入荷・出荷の追跡、オペレーション全体や生産ラインの監視などを効率よく行うことができ、生産品質を守ることにもつながります。

 EIZOのIPモニター/IPデコーディングボックスのイベント通知機能は、さまざまなネットワーク機器から送信されたアラートに応じて、あらかじめ設定したアクションを行うよう設定できます。これにより、特定のイベントに応じて工場の従業員や管理者、セキュリティ担当者に直接アラート通知を行い問題の発生を知らせることができます。
 


 例えば、IPカメラと映像解析システム、あるいは生産ラインに設置した工程監視カメラを使って、生産ラインでの異常や機械の故障を検知すると、ネットワーク経由でEIZOのIPモニター/IPデコーディングボックスにアラートが送信されるように設定します。IPモニター/IPデコーディングボックスはアラートを受信すると自動であらかじめ設定したアクションを行い、該当の監視カメラ映像を拡大表示したり、警告メッセージをモニター上に表示したりすることで管理者に通知します。

 他にも、工場内に設置した信号灯にアラートを送信し、信号灯が作動することで現場の従業員に知らせ、異変が起きている場所に迅速に駆けつけて確認できるようにすることもできます。これにより、管理者は、問題が発生したことをすぐに把握し、必要な措置を取ることができるため、生産が長く中断したり停止したりすることを防げます。

 また、完全自動化された無人の工場でも、EIZOのIPソリューションを組み込んだアラートシステムを活用することで、故障や障害が発生した際に担当者にすぐに連絡が行き、素早い対応を可能にします。

 

Case 2

生産現場でのリスクを軽減し、従業員の安全を守る

 

img03 生産現場においては、従業員の安全を確保することは最優先事項です。工場内では、危険性の高い機械の操作や、危険物の取扱い、牽引車の使用などにより事故が発生することがあります。工場内の事故で最も多いのは、転倒、または物や機械との接触による負傷です。事故が発生すると、生産の中断・停止を余儀なくされることもあり、生産工程に直接影響を及ぼします。

 EIZOのIPモニター/IPデコーディングボックスは、VMS(ビデオマネジメントシステム/ソフトウェア)やAIなどの映像解析、その他セキュリティシステムと連携することで、危険な事故を未然に防ぎ、事故発生時には迅速な対応を可能にし、より高度に工場で働く従業員の安全を守ることができます。

 

 

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 監視カメラやシステムが従業員の転倒を検知した場合や、制限区域や危険区域に従業員が入った場合、また機械が危険な動作をしたり、故障したりした場合に、モニター上に瞬時に警告メッセージを表示し、該当の監視カメラ映像を拡大表示します。これにより、管理者や従業員は、安全を確保するために迅速に行動することができます。生産現場のリスクをEIZOのIPソリューションを活用し軽減することは、従業員の安全を守るだけでなく、事故によって発生する生産の中断や補償を防ぎ、企業の資産を守ることにもつながります。

 

Case 3

資産や知的財産を守る

 

img04 工場で保管・使用されている材料や設備、機械などには、盗難のリスクがあります。また、物理的な資産だけでなく、生産のノウハウ、知的財産、企業機密情報なども厳重に保管する必要があります。

 EIZOのIPソリューションは入退室管理システムと連携することで、より確実に工場の資産、財産を守ることができます

 

 

 

 


 

 例えば、権限を持たない人物が敷地内や倉庫、サーバールームなどの制限区域へ侵入した際や、監視カメラが不審人物を捉えた際、また、機器が不正操作された際などに、IPモニター/IPデコーディングボックスでアラートを受け取り、モニターに警告を表示することができます。監視カメラと連動することで、自動で異常を捉えたカメラ映像を全画面表示に変更し、セキュリティ担当者に直ちに映像で状況を知らせることができます。

 さらに、不審人物が建物内に侵入しようとした際には、IPモニター/IPデコーディングボックスからHTTPコマンドを送信し、オーディオセキュリティシステムを介して直ちに侵入者に音声警告を行うことで、侵入しようとする不審者に警告することができます。

 また、食品、医薬品、化学物質などを取扱う場合は、工場にある原材料をさまざまな環境条件から守ることも重要です。原材料の品質管理を適切に行い、生産に使用するまで安全に保管するために、エリア内の温度や湿度を測定する環境センサーを備えたシステムが使用されることもあります。環境条件の異常や汚染が検出された場合、システムがIPモニター/IPデコーディングボックスにアラートを送り、管理者に視覚的に知らせます。EIZOのIPソリューションを利用することで、企業の資産や知的財産を守り、安定した生産、品質を維持することができます。そして、それは企業の信頼にもつながります。

 

まとめ

EIZOが提供する「イベント通知機能」

 

 ここまでで紹介してきたように、EIZOのIPソリューションは、工場で導入されるセキュリティシステムなどのネットワーク機器と連携してさまざまな通知が可能です。入退室管理システムやIPカメラ、VMS(ビデオマネジメントシステム/ソフトウェア)、火災報知器などの検知システムからアラートが送信されると、EIZOのIPモニターまたはIPデコーディングボックスは、利用者のニーズに応じてあらかじめ設定したアクション(画面の表示レイアウト変更、画面での警告表示、カメラのパン・チルト・ズーム調整、他のネットワーク機器での警告表示など)を行います。IPソリューションによるイベント通知機能の導入は、管理者の業務負荷を軽減し、工場で働く従業員に安心で安全な環境を提供、そして工場の資産を守ります。工場の滞りない稼働は安定した供給を生み、社会経済活動を支えていきます。

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対応製品

DX0212-IP

IPデコーディングボックス
DX0212-IP

FDF2712W-IP

27型IPモニター
FDF2712W-IP
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FDF2312W-IP

23型IPモニター
FDF2312W-IP
23.0型 / 1920 x 1080


 

Case 1~Case 3の動画を1本の動画で公開しています(YouTube EIZOチャンネル)
EIZOのイベント通知機能<工場編>
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