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産業向け

EIZOのイベント通知機能<銀行編>

EIZO Alert-to-Action

 

 銀行などの金融機関は、現金や有価証券などの金融資産に加えて、膨大な量の個人情報を管理しています。そのため犯罪の標的になることも少なくありません。金融資産や個人情報を守るためには、24時間365日、セキュリティ担当者や銀行の従業員が施設内の必要な情報を即座に把握する体制を整えることが重要です。本ページでは、金融機関でEIZOのIPデコーダ製品に備わったイベント通知機能を活用するメリットを3つの実例を挙げて紹介します。

 

EIZOのIPソリューションが、銀行の防犯や業務効率化に貢献
 

 

Case 1

店舗運営を効率化

 

 今日では、多くの金融取引がオンラインで迅速かつ容易に行えるようになりました。その一方で、実店舗の必要性はいまだ高く、金融機関には日々多くの人が訪れます。そのため、ATMや窓口で長い順番待ちができることも多く、このことはサービスの質の低下や顧客の喪失につながりかねません。したがって金融機関にとっては顧客の満足度を高める上で、効率的な店舗運営のための改革が重要となります。 img01

 


 EIZOのIPモニター/IPデコーディングボックスは複数のIPカメラ映像を一覧表示できるだけではなく、VMS(ビデオマネジメントシステム/ソフトウェア)や映像解析システム、その他さまざまなネットワーク機器と連携することができ、それらから送信されたアラートに応じて、あらかじめ設定したアクションを行うよう設定できます。これにより、特定のイベントに応じて従業員への迅速なアラート通知を行うことで、よりきめ細やかなサービスの提供を可能にします。

 例えば、人感センサーと連携することで、店舗内で待っている人の数や予測される待ち時間の把握が可能です。リアルタイムに混雑状況を確認できることで、待っている顧客を迅速にサポートできます。さらに顔認識システムと連携することで、すぐに対応しなければならない重要な顧客を特定することも可能です。

 EIZOのIPモニター/IPデコーディングボックスは、モニター画面のレイアウトを自動で調整したり、該当の監視カメラ映像を拡大表示したり、警告メッセージをモニター上に表示したりするように設定できます。例えば、受付待ちの行列が一定の長さに達したときや新しい顧客が待合室に入ったときなどに、スタッフに迅速に通知することで、最適な人員の配置を可能にし、顧客サービスの向上につながります。

 

Case 2

監視の強化

 

 金融機関は、金融資産を取扱うため犯罪の標的になりやすい場所です。そのため、従業員や顧客の安全確保は最優先事項です。安全を確保するためには、事件の発生を未然に防ぎ、施設を安全に保つことが極めて重要です。

 セキュリティ担当者は、施設の状況を高いレベルで把握しておく必要があります。

img02

 


 VMS(ビデオマネジメントシステム/ソフトウェア)や、映像解析システム、その他のセキュリティシステムにEIZOのIPソリューションを組込むことで、セキュリティ担当者や管理者は常時金融機関の敷地内の安全を視覚的に確認でき、何か異常があればリアルタイムで通知を受けることができます。EIZOのIPモニター/IPデコーディングボックスは、カメラなどが不審な動きを検知した場合にあらかじめ設定したアクション(画面の表示レイアウト変更、画面での警告表示、カメラのパン・チルト・ズーム調整、他のネットワーク機器での警告表示など)を行い、問題の発生を視覚的に知らせることが可能です。これにより、素早いセキュリティ対策ができ、施設の安全を維持することができます。

 さらに、イベント通知機能を映像解析システムや顔認識システムと組み合わせて活用することも可能です。不審な行動をする人物がいることを窓口担当者に知らせたり、システムに登録されている容疑者を特定したり、詐欺行為を検出したりした際に、管理者に連絡がいくようにすることができます。このようなシステムを導入することで、従業員や顧客の安全を確保するだけでなく、金融機関の資産を保護するためにも効果的な対策を講じることができます。

 

Case 3

資産の安全を守る

 

 金融機関では、貸金庫やキャッシュドロワー、現金の保管庫など、日々の業務に必要な現金や貴重品を保管する重要な場所へのアクセス権を、従業員ごとに異なるレベルで付与しています。

 また、顧客との取引に必要な現金の在庫を管理するために、現金輸送業者やメンテナンス業者にも施設内の特定の場所に出入りするための許可証を与えています。

 これらの場所は徹底したセキュリティ対策が施されていなければ、内部窃盗の標的になります。これらの場所の監視にイベント通知機能を利用することで、関係者の規約違反を発見し、損失を未然に防ぐことができます。

img03

 


 

 イベント通知機能を入退管理システムと組み合わせて活用することで、システムが異常を検出すると、EIZOのIPモニター/IPデコーディングボックスがアラートを送信するように設定できます。

 例えば、金庫を開ける際に2人の従業員のIDカードが必要な場合において、1人の従業員だけで開けようとすると、現場のセキュリティ担当者にアラートを送信して、即座に対応を促すことができます。

 

まとめ

EIZOが提供する「イベント通知機能」

 

 EIZOのIPソリューションは、金融機関で導入されるセキュリティシステムなどのネットワーク機器と連携してさまざまな通知が可能です。入退室管理システムやIPカメラ、VMS(ビデオマネジメントシステム/ソフトウェア)、火災報知器などの検知システムからアラートが送信されると、EIZOのIPモニター/IPデコーディングボックスは、利用者のニーズに応じてあらかじめ設定したアクション(画面の表示レイアウト変更、画面での警告表示、カメラのパン・チルト・ズーム調整、他のネットワーク機器での警告表示など)を行います。IPソリューションによるイベント通知機能の活用は、資産を管理する従業員やセキュリティ担当者、管理者の業務負荷を軽減し、顧客により効率の良いサービスを提供、施設内の資産を強固に守ることにつながります。

 

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対応製品

DX0212-IP

IPデコーディングボックス
DX0212-IP

FDF2712W-IP

27型IPモニター
FDF2712W-IP
27.0型 / 1920 x 1080

FDF2312W-IP

23型IPモニター
FDF2312W-IP
23.0型 / 1920 x 1080


 

Case 1~Case 3の動画を1本の動画で公開しています(YouTube EIZOチャンネル)
EIZOのイベント通知機能<銀行編>
 
 
 
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