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クリエイティブ

写真家 薗 英則 氏

 

導入製品

  • ColorEdge CG2700S
     
tatsuohata_img001   薗 英則

2012年4月より水中写真家の進藤 知史氏に師事し、写真技術を学ぶ。コロナ禍の中2020年夏にフォトスタジオ「Studio O’nos」を設立し、風景写真作家として活動を始める。

2023年、ブダペストの国際写真コンテストBIFAのSpecialカテゴリーにて1位を受賞。12カテゴリーある1位受賞者で唯一の日本人となった。その他多数コンテストにて受賞を重ね、世界一厳格なアートギャラリーとして知られる1Xのアンバサダー兼グローバル戦略マネージャーとして、日本の美しい風景を世界へ発信している。

ホームページ:https://studio-onos.jp/

 

薗 英則氏の作品

Fireworks Ring

『Fireworks Ring』
 

God's Palette

『God's Palette』


Who are you?

Who are you?

 

日頃どのようなお仕事に携わっていらっしゃいますか。

風景写真作家として、日本の美しい風景、特に水にまつわる風景をテーマに撮影を続けています。作品を、独自の張り技術を活かした水張り木製パネル、額縁フレーム、銀塩プリントなどでお客様に提供させていただいています。七五三や、ピアノやバレエの発表会、企業様の商品やオーナー様のWebサイト用ポートレート、レストランのメニュー撮影、地域の観光課の依頼での景勝地撮影など、さまざまな撮影依頼も承っております。また、馬に乗ったり、パラグライダーに乗ったり、船を自身で操船したりしながらの撮影も行います。空、陸、海、水中までさまざまなプロ資格を有しているので、その技術を活かしながらお客様の要望にお応えして撮影に臨んでいます。
 

作品づくりにおいて大切にしていること、こだわりを教えてください。

自分の感性を大切にしています。どれだけ有名で、多くの作品が発表されている場所であったとしても、自分だけが表現できるものがあると信じて赴きます。ときには、1つの現場で丸1日過ごすこともあります。もっと美しく、もっと自分らしくと、さまざまな技法を試しながら、作品づくりを行います。イメージ通り撮影できた場合でも、違うレンズ、違うフィルターを試し、自分の想像すら超える作品ができるのではないか、試行錯誤を繰り返します。
私のこだわりといえば、”観天望気”です。一瞬の光が作品の良し悪しを決定するのが風景写真だと考えていますので、撮影前には10種類以上の天気図を眺め撮影地の天候を予測し、撮影中もアプリで天気情報を確認しつつ、最適な場所を求め移動しています。
 

作品づくりにおいて喜びを感じるのはどんな瞬間ですか。

撮影後の画像確認でイメージ通りの撮影ができたときは、やはり心から嬉しく思います。しかし、イメージ通り撮影できなくても、大自然の中で、その瞬間その場所で撮影できている自分だけの唯一の時間を感じる瞬間が喜びであると思います。釣りは最高の趣味とよく言われていますが、写真も同じであると私は考えています。釣りが最高の趣味と言われるのは、まず仕掛けを作り、釣り自体を存分に楽しみ、その後釣った魚を味わって楽しむ、この一連の流れのすべてを楽しむことができるからです。写真撮影においも、撮影前の準備でワクワクし、撮影を楽しみ、その後現像で追い込みを楽しみ、そしてお客様の笑顔やいただくコメントを見て楽しむことができます。そして、写真家になって良かったと感じる瞬間は、やはり写真を通して知り合った方の笑顔を見ることができたときです。
 

ワークフローの中で最も丁寧に行うところを教えてください。

やはり、作品に仕上げる現像作業を最も丁寧に行います。極力、撮影から時間をおかず、見た風景色が頭に残っている間に現像をします。そして現像後これで良しと思っても、翌日に必ず確認します。時間を詰めて作業をすると、現像に集中し過ぎるあまり、思考が片寄ってしまうこともあると思うので、翌日、必ず気分を入替えた状態で冷静な目で再度確認します。EIZOのモニターがあってこそ、満足する作品に到達できると感じる瞬間です。
 

ColorEdge CG2700Sを導入されたきっかけを教えてください。

今まで、ずっとMacのデスクトップを使っていました。もちろん、EIZOのモニターは気になっていましたが、キャリブレーションなど煩雑なイメージが先行して購入を躊躇していました。国際写真コンテストへの参加を始めて2年目、入賞はしても、上位入賞はなかなか難しく、何かを変えなければならないと思うようになりました。そこで、ColorEdge CG2700Sがキャリブレーションセンサーを内蔵していることが決め手となり導入を決めました。写真家としてAdobe RGB色域が99%カバーされている点も、見逃せないポイントでした。
 

ColorEdge CG2700Sの使用感、導入後の効果を教えてください。

まずCG2700Sの操作性の良さに感動しました。一度ColorEdge専用のカラーマネージメントソフトウェアColorNavigator 7でキャリブレーションを行っておけば、モニター前面のボタンから、カラーモードを簡単に変えられる手軽さや、プリントと簡単に色合わせができるソフトウェアQuick Color Matchを使用してのプリントのしやすさは素晴らしいと思います。日頃、お客様にプリント作品を提供させて頂いていますが、以前は色がモニターとプリントで合わず、度々やり直す必要がありましたが、Quick Color Matchのおかげで一発で色が合うのでストレスがありません。また、キャリブレーションセンサーを内蔵していることで、色調整に余計な時間と労力を掛けなくても、画面の色を信頼して現像作業ができるのは、大きなアドバンテージだと感じています。さらに、モニターとPCの接続が1本のUSB Type-Cケーブルだけでよいという点も気に入っています。机の上がすっきりするだけではなく、撮影から帰ってノートPCを簡単に接続することができ、すぐ現像作業に入ることができます。非常に効率の良い作業ができるのが、CG2700Sの魅力の1つだと考えています。

このモニターとしての性能の高さによって、作業効率が上がり、結果欧州のブダペスト国際写真コンテストBIFAでの1位受賞の栄光を手にすることができたと感じております。

薗 英則氏

『Tropical island under the moon』

 

ColorEdgeを取り入れるとなると、高価なレンズやボディを購入できるほどの値段がしますが、やはりColorEdgeを導入する価値はあると私は考えています。というのも、どれだけ高価なカメラやレンズで撮影しても、正しい表示でないモニターを使うことで思っていない色に作品が仕上がってしまうと、元も子もないからです。私にとってハードルの高かったキャリブレーションも、設定した時間ごとにモニターが自動で行ってくれます。これによって安心して写真を作品に昇華させることができるのです。写真コンテストを写真活動の一つにされている方も多くいらっしゃると思います。一度ColorEdgeでご自身の写真を見てみて欲しいです。正確な色を追求することがいかに大切か感じていただけると思います。

薗 英則氏


 

導入製品

ColorEdge CG2700S
Quick Color Match
ColorNavigator 7
 

本事例の内容は取材当時のものであり、閲覧時点で変更されている可能性があります。ご了承ください。


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