詳細な調整 / 設定
この章では、設定メニューを使ってモニターを詳細に調整 / 設定する方法を説明します。モニター前面のボタンで設定できる基本的な機能については、基本の調整 / 設定を参照してください。
設定メニューの基本操作方法
- いずれかのスイッチに触れます(
を除く)。
- 操作ガイドが表示されます。
を選択します。
- 設定メニューが表示されます。
で、調整 / 設定したいメニューを選択し、
を選択します。
- サブメニューが表示されます。
で、調整 / 設定したいメニューを選択し、
を選択します。
- 調整 / 設定メニューが表示されます。
または
で、調整 / 設定し、
を選択して確定します。
- サブメニューが表示されます。
調整 / 設定中にを選択すると、調整 / 設定を中止して変更前の状態に戻ります。
を数回選択すると、設定メニューが終了します。
設定メニューの各機能
信号設定
カラーフォーマットや入力レンジなど、入力信号の詳細を設定します。
入力信号情報
入力信号の情報を確認できます。
Pixel Inspection
Pixel Inspectionを参照してください。
カラーフォーマット
設定値:「自動」/「YUV 4:2:2※1」/「YUV 4:4:4※1」/「YUV※2」/「RGB」
- HDMI信号入力の場合のみ有効
- DisplayPort信号またはUSB-C信号入力の場合のみ有効
入力信号のカラースペースを指定できます。
正しい色が表示できない場合に、設定を変更してみてください。通常は、「自動」を選択してください。
YUVカラーマトリクス
設定値:「自動」/「BT.601」/「BT.709」/「BT.2020」
入力信号のYUV形式を選択します。入力信号の問題で階調潰れなど正しく画像が表示できない場合に使用します。
入力レンジ
設定値:「自動」/「自動 109%」/「フル」/「リミテッド (109% 白)」/「リミテッド」/「SDIフル」
外部機器によっては、モニターに出力する信号のビデオレベルの黒および白が制限されていることがあります。制限されたままモニターに信号を表示すると、黒が淡く、白がくすんで表示され、コントラストが低下します。このような信号を、モニター本来のコントラスト比になるように、モニター側で表示するビデオレンジを切り替えることができます。
- 「自動」
- 入力信号のレンジを自動的に判別し、適切に表示します。
- 入力信号がフルレンジの場合、「フル」として動作します。
- 入力信号がリミテッドレンジの場合、「リミテッド」として動作します。
- 「自動 109%」
- 入力信号のレンジを自動的に判別し、適切に表示します。
- 入力信号がフルレンジの場合、「フル」として動作します。
- 入力信号がリミテッドレンジの場合、「リミテッド (109% 白)」として動作します。
- 「フル」
- 入力信号の輝度レンジを0~255(10ビット:0~1023)として表示します。
- 「リミテッド (109% 白)」
- 「ガンマ (EOTF)」が「1.6」~「2.7」の場合、入力信号の輝度レンジを16~254(10ビット:64~1019)として表示します。それ以外の場合、16~235(10ビット:64~940)として表示します。
- 「リミテッド」
- 入力信号の輝度レンジを16~235(10ビット:64~940)として表示します。
- 「SDIフル」
- 入力信号の輝度レンジを1~254(10ビット:4~1019)として表示します
カラー調整
選択しているカラーモードによって設定内容が異なります。
カラーモード がStandard Mode(User / BT.2020/ BT.709/ DCI-P3/ PQ_DCI-P3/ HLG_BT.2100/ Adobe RGB/ sRGB/ SYNC_SIGNAL)の場合
各カラーモードのカラー設定を、お好みにあわせて調整できます。

注意点
- モニターにはそれぞれ個体差があるため、複数台を並べると同じ画像でも異なる色に見える場合があります。複数台の色を合わせるときは、視覚的に判断しながら微調整してください。
参考
- 「カラーモード」が「SYNC_SIGNAL」の場合、「輝度」「ガンマ (EOTF)」「色域」は入力信号に応じて自動的に設定され、変更できません。
- 「輝度」、「色温度」は調整の目安としてご利用ください。
カラーモード
設定値:「User」/「BT.2020」/「BT.709」/「DCI-P3」/「PQ_DCI-P3」/「HLG_BT.2100」/「Adobe RGB」/「sRGB」/「CAL」/「SYNC_SIGNAL」
モニターの用途に応じた表示モードに切り替えます。
参考
- 各モードの切り替え方法は、表示モード(カラーモード)を切り替えるを参照してください。
- 「CAL」については、カラーモードがAdvanced Mode(CAL)の場合を参照してください。
輝度
設定値:「40 cd/㎡」~「450 cd/㎡」
バックライト(液晶パネル背面の光源)の明るさを変化させて、画面の明るさを調整します。
参考
- 設定できない値が選択されている場合は、値がマゼンタで表示されます。値を変更してください。
色温度
設定値:「Native」/「4000 K」~「10000 K」/「D50」/「D65」/「DCI」/「User」
色温度を調整します。
「白」の色度を表現するときに用いられるもので、K:Kelvin(ケルビン)という単位で表します。
炎の温度と同様に、画面は色温度が低いと赤っぽく表示され、高いと青っぽく表示されます。
100 K単位で色温度値を設定するか、規格名を選択します。
参考
- 「Native」を選択すると、液晶パネル本来の色で表示されます。
- 「ゲイン」でさらに詳細な調整が可能です。ゲインの値を変更すると、色温度は「User」になります。
- 色温度の設定値ごとにゲインのプリセット値が設定されています。
ガンマ (EOTF)
設定値:「1.6」~「2.7」/「sRGB」/「EBU(2.35)」/「PQ」/「HLG」
ガンマ値を調整します。
モニターは入力される信号によって明るさが変化しますが、この変化率は入力信号と単純な比例関係にありません。そのため入力信号と明るさの関係が一定の関係になるよう制御をおこなうことをガンマ補正といいます。
ガンマ値を設定するか、規格名を選択します。
参考
- 「HLG」を選択すると「HLGシステムガンマ」を設定する必要があります。
PQ オプション
設定値:「300cd/㎡ Clipping」/「500cd/㎡ Emulation」/「1000cd/㎡ Emulation」/「4000cd/㎡ Emulation」/「10000cd/㎡ Emulation」
モニターに入力されたPQ信号に対して、ここで設定した値以上の輝度をもつ領域を、この設定値でクリップまたはエミュレーションして表示します。
- 「300cd/㎡ Clipping」
- 最大輝度が300 cd/m2のモニターでの表示を確認するための設定です。637(10ビット)以上の階調はクリップされます。
- 「500cd/㎡ Emulation」
- モニターの輝度が500 cd/m2のときに正しく表示される設定です。モニターの輝度が500 cd/m2未満の場合は、全階調がエミュレーションされます。
- 「1000cd/㎡ Emulation」
- モニターの輝度が1000 cd/m2のときに正しく表示される設定です。このモニターでは1000 cd/m2は表示できないため、一時的な確認のために使用する設定です。全階調がエミュレーションされます。
- 「4000cd/㎡ Emulation」
- モニターの輝度が4000 cd/m2のときに正しく表示される設定です。このモニターでは4000 cd/m2は表示できないため、一時的な確認のために使用する設定です。全階調がエミュレーションされます。
- 「10000cd/㎡ Emulation」
- モニターの輝度が10000 cd/m2のときに正しく表示される設定です。このモニターでは10000 cd/m2は表示できないため、一時的な確認のために使用する設定です。全階調がエミュレーションされます。
参考
- 「ガンマ (EOTF)」で「PQ」を指定している場合に設定できます。
- クリップまたはエミュレーションされた領域を確認することができます。詳細は、輝度警告を参照してください。
- それぞれの設定の場合の入力と出力の関係はPQ オプションの設定と表示方法を参照してください。
HLG オプション
設定値:「オフ」/「HLG300」
モニターに入力されたHLG信号に対して、輝度を300 cd/m2に設定した場合に「HLG300」を選択すると、300 cd/m2を超える領域がクリップされます。「オフ」を選択すると、領域はクリップされません。
参考
- 「ガンマ (EOTF)」で「HLG」を指定している場合に設定できます。
HLGシステムガンマ
設定値:「1.0」~「1.5」
モニターに入力されたHLG信号に対するシステムガンマ値を調整します。
参考
- 「ガンマ (EOTF)」で「HLG」を指定している場合に設定できます。
色域
設定値:「Native」/「Adobe RGB」/「sRGB」/「EBU」/「BT.709」/「BT.2020」/「SMPTE-C」/「DCI-P3」
モニターの色再現域(色域)を設定します。
表現できる色の範囲を「色域」といい、複数の規格が定義されています。
参考
- 「Native」を選択すると、液晶パネル本来の色域で表示されます。
- 定義された色域のうち、モニターが表示できない範囲の色の表示方法を設定することができます。詳細は、詳細設定 - 色域クリッピングを参照してください。
詳細設定 - 色相
設定値:「-100」~「100」
色相を調整します。
参考
- この機能を使用することによって、すべての色階調を表示できないことがあります。
詳細設定 - 彩度
設定値:「-100」~「100」
彩度を調整します。
参考
- この機能を使用することによって、すべての色階調を表示できないことがあります。
- 最小値(-100)で白黒の画面となります。
詳細設定 - 色域クリッピング
設定値:「オン」/「オフ」
色域で設定した色域のうち、モニターが表示できない範囲の色の表示方法を設定できます。
- 「オン」
- モニターが表示できる範囲の色は、規格に合わせて正確に表示します。表示できない範囲の色は飽和します。
- 「オフ」
- 色の正確性よりも、階調性を重視して表示します。規格で定義された色域の頂点を、モニターが表示できる範囲に移動します。これにより、モニターが表示できる最も近い色で表示します。
参考
- 上図は概念図であり、製品の実際の色域を示すものではありません。
- この設定は色域で「Native」を選択すると無効になります。
詳細設定 - XYZフォーマット
設定値:「オン」/「オフ」
この機能を「オン」に設定すると、デジタルシネマ用のXYZ信号をモニターに表示できます。
参考
- 色域が「DCI-P3」に設定されている場合のみ設定できます。
- 「オン」を選択すると、「色域」の設定ができなくなります。
詳細設定 - ゲイン
設定値:「0」~「2000」
色を構成する赤、緑、青のそれぞれの明るさをゲインと呼びます。これを調整することで、「白」の色度を変更することができます。
参考
- この機能を使用することによって、すべての色階調を表示できないことがあります。
- 色温度の値に応じてゲインの値が変わります。
- ゲインの値を変更すると、色温度は「User」になります。
詳細設定 - 黒レベル
設定値:「0」~「1500」
赤、緑、青のそれぞれ、またはすべての黒レベルを調整することにより、黒の明るさ、色度を調整します。黒いテストパターンまたは背景を表示して黒レベルを調整してください。
詳細設定 - 6色
設定値:「-100」~「100」
Magenta、Red、Yellow、Green、Cyan、Blueの色相、彩度、および明度(明るさ)を個別に調整します。
リセット
現在選択しているカラーモードのカラー調整値を初期設定に戻します。
カラーモードがAdvanced Mode(CAL)の場合
SelfCalibrationの目標設定およびキャリブレーション実行ができます。

カラーモード
設定値:「User」/「BT.2020」/「BT.709」/「DCI-P3」/「PQ_DCI-P3」/「HLG_BT.2100」/「Adobe RGB」/「sRGB」/「CAL」/「SYNC_SIGNAL」
モニターの用途に応じた表示モードに切り替えます。
参考
- 各モードの切り替え方法は、表示モード(カラーモード)を切り替えるを参照してください。
- 「User / BT.2020 / BT.709 / DCI-P3 / PQ_DCI-P3 / HLG_BT.2100 /Adobe RGB / sRGB / SYNC_SIGNAL」については、カラーモード がStandard Mode(User / BT.2020/ BT.709/ DCI-P3/ PQ_DCI-P3/ HLG_BT.2100/ Adobe RGB/ sRGB/ SYNC_SIGNAL)の場合を参照してください。
目標設定 - 輝度
設定値:「Min」/「40 cd/㎡」~「450 cd/㎡」/「Max」
SelfCalibrationの調整目標となる輝度を設定します。
目標設定 - 黒レベル
設定値:「Min」/「0.2」~「3.5」
SelfCalibrationの調整目標となる黒レベルを設定します。
目標設定 - 白色点 - 色温度
設定値:「4000 K」~「10000 K」/「User」/「D50」/「D65」/「DCI」
SelfCalibrationの調整目標となる白色点を設定します。
白色点は、色座標(White(x) / White(y))または色温度で指定します。
色座標を指定する場合は、「White(x)」および「White(y)」でそれぞれの値を設定します。
色温度を指定する場合は、100 K単位で色温度値を設定するか、各規格に準拠した色温度を選択します。
参考
- 色座標を指定すると、色温度は「User」になります。
目標設定 - 白色点 - White(x) / White(y)
設定値:「0.2400」~「0.4500」
詳細は、目標設定 - 白色点 - 色温度を参照してください。
目標設定 - ガンマ (EOTF) - ガンマ (EOTF)
設定値:「1.00」~「2.70」/「sRGB」/「EBU(2.35)」/「L*」/「PQ」/「HLG」/「User」/「Fixed」
SelfCalibrationの調整目標となるガンマを設定します。
ガンマ値を設定するか、各規格で定義されているガンマカーブを選択します。
参考
- ColorNavigator 7で調整すると、「ガンマ (EOTF)」は「Fixed」になります。
目標設定 - ガンマ (EOTF) - ガンマ調整方法
設定値:「スタンダード」/「グレイバランス重視」/「固定ガンマ」
SelfCalibrationでのガンマの調整方法を選択します。
- 「スタンダード」
- コントラストを維持しつつグレイバランスを調整します。
- 「グレイバランス重視」
- 中間階調の色度を白色点と同じになるように調整します。
- 「固定ガンマ」
- 特殊なガンマ設定を使用する場合に選択します。
注意点
- 「ガンマ (EOTF)」で「HLG」を指定している場合は「固定ガンマ」が選択され、設定できません。
- 「グレイバランス重視」では、グレイスケール上のすべての点を目標白色点に近づける調整をおこないます。中間階調における白の色味を重視して補正する場合に選択します。ただし、「グレイバランス重視」を選択した場合には、次の制約があります。
- コントラストが低下する場合があります。
- 「固定ガンマ」に比べて色域が狭くなることがあります。
目標設定 - ガンマ (EOTF) - PQ オプション
設定値:「300cd/㎡ Clipping」/「500cd/㎡ Emulation」/「1000cd/㎡ Emulation」/「4000cd/㎡ Emulation」/「10000cd/㎡ Emulation」
SelfCalibrationの調整目標となるPQオプションを設定します。
参考
- 「ガンマ (EOTF)」で「PQ」を指定している場合に設定できます。
目標設定 - ガンマ (EOTF) - HLG オプション
設定値:「オフ」/「HLG300」
SelfCalibrationの調整目標となるHLGオプションを設定します。
参考
- 「ガンマ (EOTF)」で「HLG」を指定している場合に設定できます。
目標設定 - ガンマ (EOTF) - HLGシステムガンマ
設定値:「1.0」~「1.5」
SelfCalibrationの調整目標となるHLGシステムガンマを設定します。
参考
- 「ガンマ (EOTF)」で「HLG」を指定している場合に設定できます。
目標設定 - 色域 - 色域
設定値:「Native」/「Adobe RGB」/「sRGB」/「EBU」/「BT.709」/「BT.2020」/「SMPTE-C」/「DCI-P3」/「User」
SelfCalibrationの調整目標となる色域を設定します。
「色域」では、各規格で定義されている色域を選択することができます。
各規格で定義されている色域以外に設定する場合は、赤、緑、青の色座標とモニター色域外の色の表示方法(「色域クリッピング」)を指定してください。
参考
- 「色域」で「Native」を選択すると、液晶パネル本来の色域で表示されます。
- 色域設定で色座標を指定すると、「色域」は「User」になります。
目標設定 - 色域 - Red(x) / Red(y) / Green(x) / Green(y) / Blue(x) / Blue(y)
設定値:「0.0000」~「1.0000」
詳細は、目標設定 - 色域 - 色域を参照してください。
目標設定 - 色域クリッピング
設定値:「オン」/「オフ」
詳細は、目標設定 - 色域 - 色域を参照してください。
目標設定 - 詳細設定 - リミテッド (109% 白)
設定値:「オン」/「オフ」
この機能を「オン」に設定すると、「ガンマ (EOTF)」が「1.6」~「2.7」の場合、入力信号の輝度レンジを16~254(10ビット:64~1019)として表示します。「ガンマ (EOTF)」が「1.6」~「2.7」以外の場合、16~235(10ビット:64~940)として表示します。
参考
- 「ガンマ (EOTF)」で「1.00~2.70」を指定している場合に設定できます。
目標設定 - リセット
現在選択しているカラーモードに設定されている調整目標を初期設定に戻します。
キャリブレーション実行
スケジュールに関係なく、手動でSelfCalibrationを実行することができます。
SelfCalibration
SelfCalibrationの各機能を参照してください。
スクリーン
画面の表示サイズやカラーフォーマットなど、入力信号の詳細を設定します。

画面拡大
設定値:「自動※1」/「フルスクリーン」/「アスペクト比固定」/「等倍」
- HDMI信号入力の場合のみ有効
モニター画面に表示するサイズを切り替えることができます。
- 「自動」
- 入力信号の解像度情報とアスペクト比情報に応じて、自動的に表示サイズを切り替えます。
- 「フルスクリーン」
- 画面全体に画像を表示します。ただし、表示画像の縦横比が固定されないため、表示画像に歪みが見られる場合があります。
- 「アスペクト比固定」
- 画面全体に画像を表示します。ただし、表示画像の縦横比が固定されるため、水平、垂直のどちらかの方向に画像が表示されない部分が残る場合があります。
- 「等倍」
- 設定した解像度のまま、または入力信号のままの大きさで画像が表示されます。
参考
- 設定例
BT.709色域外警告
設定値:「オフ」/「クリップ」/「オン」
ITU-RのBT.2020規格に準拠した信号を入力している場合、BT.709規格の色域を超える色の表示方法を設定することができます。
- 「オフ」
- BT.2020の色域のまま表示します。
- (モニターに表示される実際の色域は詳細設定 - 色域クリッピングの設定によります。)
- 「クリップ」
- BT.709の色域外の色をBT.709の色域内で表現(クリップ)します。
- 「オン」
- BT.709の色域外の色をグレーで表示します。
参考
- この機能は、色域が「BT.2020」に設定されている場合のみ設定できます。
- この機能と「輝度警告」を同時に有効にすることはできません。この機能を「オン」または「クリップ」にすると、「輝度警告」機能が自動的に「オフ」になります。
輝度警告
設定値:「オフ」/「オン(Yellow)」/「オン(Magenta)」
入力信号に対して、「PQ オプション」で設定した輝度よりも高い輝度をもつ領域(クリッピングされた領域)を確認することができます。
参考
- この機能と「BT.709色域外警告」を同時に有効にすることはできません。この機能を「オン」に設定すると、「BT.709色域外警告」機能が自動的に「オフ」になります。
マーカー - マーカー1
設定値:「オフ」/「オン」/「オン (3分割)」
この機能を「オン」に設定すると、マーカーが表示されます。「オン (3分割)」に設定すると、マーカー1とマーカー1を3等分したときの境界線を表示します。
参考
- 「オン (3分割)」に設定した場合、「マーカー2」と「マーカー3」は無効になります。
マーカー - マーカー2 / マーカー3
設定値:「オフ」/「オン」
この機能を「オン」に設定すると、マーカーが表示されます。
マーカー - マーカー1設定 / マーカー2設定 / マーカー3設定 - タイプ
設定値:「アスペクト」/「Dots (センター)」/「Dots (フリー)」
マーカーのタイプ(位置やサイズを指定する方法)を選択します。
マーカー - マーカー1設定 / マーカー2設定 / マーカー3設定 - アスペクト
設定値:「4:3」/「13:9」/「14:9」/「15:9」/「16:9」/「21:9」/「1.85:1」/「2.35:1」/「2.39:1」/「User」
表示するマーカーのアスペクト比を設定します。
マーカー - マーカー1設定 / マーカー2設定 / マーカー3設定 - アスペクト(ユーザー)
設定値:「1.00:1」~「3.00:1」
表示するマーカーのアスペクト比を自由に設定します。「アスペクト」で「User」を選択したときのみ設定できます。
マーカー - マーカー1設定 / マーカー2設定 / マーカー3設定 - エリアサイズ
設定値:「50.0 %」~「100.0 %」/「User」
エリアのサイズを設定することができます。「タイプ」で「アスペクト」を選択したときのみ設定できます。
マーカー - マーカー1設定 / マーカー2設定 / マーカー3設定 - 水平ポジション
設定値:「※1」
マーカーの水平位置を設定します。「タイプ」で「Dots (フリー)」を選択したときのみ設定できます。
- 入力信号の解像度によって設定可能な値が異なります。
マーカー - マーカー1設定 / マーカー2設定 / マーカー3設定 - 垂直ポジション
設定値:「※1」
マーカーの垂直位置を設定します。「タイプ」で「Dots (フリー)」を選択したときのみ設定できます。
- 入力信号の解像度によって設定可能な値が異なります。
マーカー - マーカー1設定 / マーカー2設定 / マーカー3設定 - 幅
設定値:「※1」
マーカーの幅を設定します。「タイプ」で「Dots (フリー)」または「Dots (センター)」を選択したとき、または「タイプ」で「アスペクト」を選択し、かつ、「エリアサイズ」で「User」を選択したときのみ設定できます。
- 入力信号の解像度によって設定可能な値が異なります。
マーカー - マーカー1設定 / マーカー2設定 / マーカー3設定 - 高さ
設定値:「※1」
マーカーの高さを設定します。「タイプ」で「Dots (フリー)」または「Dots (センター)」を選択したとき、または「タイプ」で「アスペクト」を選択し、かつ、「エリアサイズ」で「User」を選択したときのみ設定できます。
- 入力信号の解像度によって設定可能な値が異なります。
マーカー - マーカー1設定 / マーカー2設定 / マーカー3設定 - 線の太さ
設定値:「1 dot」~「6 dots」
マーカーの線の太さを設定します。
マーカー - マーカー1設定 / マーカー2設定 / マーカー3設定 - カラー
設定値:「White」/「Red」/「Green」/「Blue」/「Cyan」/「Magenta」/「Yellow」/「Gray」
マーカーの色を設定します。
本体設定
使用環境やお好みに合わせて、モニター本体の設定をおこないます。
メニュー回転
設定値:「0°」 / 「90°」
モニターを縦表示にした場合は、設定メニューの向きも変更することができます。
参考
- ケーブル類が正しく接続されているかご確認ください。
- モニターを縦表示するためには、外部機器の設定が必要です。詳細は当社のWebサイトを参照してください(www.eizo.co.jp/i/rotation )。
パワーセーブ
設定値:「オン」/「オフ」
外部機器の状態と連動して、モニターを省電力モードにすることができます。
信号が入力されなくなったことを検出してから、約15秒後に省電力モードに移行します。省電力モードに移行すると、画面が非表示になります。
- 省電力モードからの復帰方法
- モニターに信号が入力される。
参考
- 省電力モードの移行の5秒前になると、移行をお知らせするメッセージが表示されます。
- モニターを使用しないときは、主電源を切るか、電源プラグを抜くことで電力が消費されなくなります。
- モニターが省電力モードに移行しても、USBダウンストリームポートに接続している機器は動作します。また、USB-Cコネクタに接続している機器に電源が供給されます。そのためモニターの消費電力は、省電力モードであっても接続される機器によって変化します。
ランプ輝度
設定値:「オフ」/「1」~「7」
画面表示時の電源ボタンおよび操作ボタンの明るさを設定することができます。
ビープ音
設定値:「オン」/「オフ」
スイッチを操作したときの操作音を設定することができます。
入力スキップ
設定値:「スキップ」/「-」
入力信号を切り替えるときに、使用しない入力信号をスキップすることができます。
参考
- すべての入力信号を「スキップ」にすることはできません。
モードスキップ
設定値:「スキップ」/「-」
モードを選択するときに、使用しないモードをスキップすることができます。表示するモードが限定されている場合や、表示状態をむやみに変更したくない場合にご利用ください。
参考
- すべてのモードを「スキップ」にすることはできません。
カスタムキー - [F1]
設定値:「オフ」/「入力レンジ」/「BT.709色域外警告」/「輝度警告」/「カラーモードリターン」/「インフォメーション」/「マーカー1」/「マーカー2」/「マーカー3」/「PQ オプション」/「HLG オプション」/「Pixel Inspection」
[F1]キーに割り当てる機能を設定することができます。
参考
- 初期設定では、「インフォメーション」が設定されています。
- カスタムキーについては、カスタムキーの設定を参照してください。
カスタムキー - [F2]
設定値:「オフ」/「入力レンジ」/「BT.709色域外警告」/「輝度警告」/「カラーモードリターン」/「インフォメーション」/「マーカー1」/「マーカー2」/「マーカー3」/「PQ オプション」/「HLG オプション」/「Pixel Inspection」
[F2]キーに割り当てる機能を設定することができます。
参考
- 初期設定では、「オフ」が設定されています。
- カスタムキーについては、カスタムキーの設定を参照してください。
USB選択 – HDMI / DisplayPort / USB-C
設定値:「USB-C」/「USB-B」
1台のモニターに2台の外部機器を接続している場合、入力信号とUSBアップストリームポートを関連づけることができます。これにより、入力信号の切り替えに連動して、USBポートが自動的に切り替わります。2台の外部機器で1台のモニターをキャリブレーションする場合でもUSBケーブルを接続し直す必要はありません。また、マウスやキーボードなどのUSB機器をモニターに接続して2台の外部機器で使用することができるようになります。
入力信号によって、初期設定値が異なります。
入力信号 | 初期設定値 |
---|---|
HDMI、DisplayPort | USB-B |
USB-C | USB-C |
参考
- 設定を変更する際は、モニターにUSBメモリーなどの記憶装置を接続している場合、記憶装置を取り外してから設定を変更してください。データの消失、破損の恐れがあります。
- USBダウンストリームポートは、表示中の外部機器で動作します。
オールリセット
次の設定を除く、すべての設定内容を初期設定に戻します。
- 「管理者設定」メニュー内の設定
言語選択
設定値:「英語」/「ドイツ語」/「フランス語」/「スペイン語」/「イタリア語」/「スウェーデン語」/「日本語」/「簡体中国語」/「繁体中国語」
メニューやメッセージの表示言語を選択することができます。
インフォメーション
モニターの情報(製品名、製造番号(S/N)、ファームウェアバージョン、使用時間)と、入力信号の情報を確認することができます。
例: