はじめに

この章では、モニターの特長と、各部の名称を説明します。

特長

映像制作に強い、4K高解像度の大型液晶を搭載

  1. 標準値。保証値ではありません。

HDR(ハイダイナミックレンジ)映像の表示をサポート

  1. ITU-Rは、International Telecommunication Union-Radio communication Sector(国際電気通信連合の無線通信部門)です。
  2. SMPTEは、Society of Motion Picture and Television Engineers(米国映画テレビ技術者協会)です。

長距離伝送が可能なSDI信号をサポート

ST 2110規格対応

  1. SFPトランシーバはこの製品には付属していません。25GbE SFP28光トランシーバに対応します。IEC/EN 60825-1もしくは同等の規格で評価されたClass 1レーザー認定品をご用意ください。

自動的に最適なカラー設定に切り替えるモードを搭載

カラーグレーディング作業をサポートする多彩な機能を搭載

USBハブ機能を搭載

遠隔操作に対応


各部の名称と機能

前面

  1. 内蔵キャリブレーションセンサー

モニターのキャリブレーションをおこなうためのセンサーです。SelfCalibration(セルフキャリブレーション)を実行すると、キャリブレーションセンサーが自動的に作動し、定期的にモニターを調整できます(SelfCalibration参照)。

  1. (SIGNAL)ボタン

入力信号を切り替えます。

  1. (MODE)ボタン

カラーモードを切り替えます。

  1. (S-GAMMA(F1))ボタン

ボタンに割り当てた機能を実行します。

機能の設定に応じてランプの色が変化します。

青:Quick Check機能が有効

白:Quick Check機能が無効

消灯:Quick Check機能以外が割り当てられている

  1. (EOTF(F2))ボタン
  1. (BRIGHT(F3))ボタン
  1. (BLACK(F4))ボタン
  1. 調整ダイヤル

左右に回して設定メニューの項目を選択したり、設定値を調整したりします。

調整ダイヤルを押すと、設定メニューが表示されます。各メニューの表示後は、調整ダイヤルを押して決定します。

  1. (EXIT)ボタン

ひとつ前の画面に戻ります。

  1. 電源ボタン

電源のオン / オフを切り替えます。

電源を入れると、ランプが点灯します。

モニターの動作状態に応じてランプの色が変化します。

白:通常動作モード

橙:省電力モード※1

消灯:電源オフ※1

  1. 製品の性能維持のため、ファンが回転したままになることがあります。

背面

  1. ハンドル

運搬用のハンドルです。

注意点

運搬時には2人でハンドルと画面の下部をしっかりと持ち、モニターを落とさないようご注意ください。

  1. 盗難防止用ロック

Kensington社製のMicroSaverセキュリティシステムに対応しています。

  1. スタンド

高さや角度の調整はできません。

  1. 主電源スイッチ

主電源のオン / オフを切り替えます。

:オン、:オフ

  1. 電源コネクタ

電源コードを接続します。

  1. ケーブルホルダー

ケーブルを収納します。

注意点

運搬時にケーブルホルダーを持たないでください。ケーブルホルダーが破損し、けがや故障の原因となります。

  1. SDI入力端子(BNC型)

SDI出力端子のある機器を接続します。

SDI 1、SDI 2は、12G / 6G / 3G / HD-SDIに対応しています。

SDI 3、SDI 4は、3G / HD-SDIに対応しています。

4つの端子すべてを使ったQuad Link 3G-SDIにも対応しています。

  1. SDI出力端子(BNC型)

SDI入力端子に入力された信号がそのまま出力されます。

SDI 1、SDI 2は、12G / 6G / 3G / HD-SDIに対応しています。

SDI 3、SDI 4は、3G / HD-SDIに対応しています。

注意点

この製品はスルー出力(アクティブ)に対応しています。信号を出力する場合はモニターの主電源をオンにしてください。

  1. DisplayPortTMコネクタ

DisplayPort信号出力のある外部機器を接続します。

  1. HDMIコネクタ

HDMI信号出力のある外部機器を接続します。

  1. 結束バンド取り付け穴

HDMIケーブルの抜け防止のための結束バンドを取り付けます。

  1. USB-Aコネクタ(ダウンストリーム)

USBに対応している周辺機器と接続できます。

  1. USB-Bコネクタ(アップストリーム)

USB接続が必要なソフトウェア、USBハブ機能を使用する場合にUSBケーブルを接続します(USBハブ機能の使用方法参照)。

  1. GPIインターフェース(RJ-45)

リモートコントロール(GPI)機能を使用する場合に、有線リモコンを接続します。

  1. ST 2110インターフェース(SFP28ケージ)

IPネットワークシステム内のIPスイッチと光ファイバーケーブルで接続します(IPネットワークシステムの接続例参照)。

参考

SFPトランシーバはこの製品には付属していません。25GbE SFP28光トランシーバに対応します。IEC/EN 60825-1もしくは同等の規格で評価されたClass 1レーザー認定品をご用意ください。