第2章 接続手順
2-1. 接続の前に
今まで使用していたモニターを本機に置き換える場合、コンピュータと接続する前に、13章付録を参照して、必ず本機で表示できる解像度、周波数に変更しておいてください。
-
DDCに対応したシステムの場合、本機をコンピュータに接続するだけで特別な設定をすることなく、最適な解像度、リフレッシュレートの設定が可能になります。
2-2. 接続手順
-
モニターとコンピュータの電源が入っていないことを確認してください。
1. 信号ケーブルを信号入力コネクタとコンピュータに接続します。
信号ケーブル接続後、各コネクタの固定ネジを最後までしっかりと回して、確実に固定してください。
アナログ信号を入力する場合
ケーブル
|
コネクタ
(コンピュータ側)
|
コンピュータ
|
信号ケーブル
(付属 FD-C16)
|
ビデオ出力コネクタ/
D-Sub15ピン(ミニ)
モニター側入力コネクタ/DVIコネクタ
|
-
DOS/Vマシン
-
Power Macintosh G3
(Blue&White)/G4(VGA)
-
PC98-NXシリーズ
|
デジタル信号を入力する場合
ケーブル
|
コネクタ
(コンピュータ側)
|
コンピュータ
|
信号ケーブル(付属FD-C39)
|
ビデオ出力コネクタ/
DVI-Iコネクタ
モニター側入力コネクタ/DVIコネクタ
|
デジタルグラフィックスボードPower Mac G4/G5(DVI)
|
-
Power Mac G4/G5のADC(Apple Display Connector)には対応していません。
2. 付属の電源コードを電源コネクタに接続します。
3. ケーブル類をケーブルホルダーに収納します。
-
ケーブル類をケーブルホルダーに収納する場合、またはケーブルホルダーから排出する場合は、ケーブル挿入口の突起をつまんでケーブル挿入口を開閉してください。
-
ケーブル類を収納する際は、スタンドの昇降、縦型表示を考慮して、長さに多少の余裕をもたせてください。また、ケーブル挿入口側にケーブル類を引き回して収納してください。
4. 電源コードを電源コンセントに接続します。
付属の電源コードを100VAC電源に接続して使用する
付属の電源コードは日本国内100VAC専用品です。誤った接続をすると火災や感電の原因となります。
電源コンセントが二芯の場合、付属の二芯アダプタを使用し、安全(感電防止)および電磁界輻射低減のため、アースリード(緑)を必ず接地する
なお、アースリードは電源プラグをつなぐ前に接続し、電源プラグを抜いてから外してください。順序を守らないと感電の原因となります。二芯アダプタのアースリード、および三芯プラグのアースが、コンセントの他の電極に接触しないようにしてください。
5. 電源を入れます。
モニターの電源を入れてから、コンピュータの電源を入れます。
電源ランプが点灯(青色)し、画面が表示されます。
電源を入れても画面が表示されない場合には「第9章 故障かなと思ったら」を参照してください。
使用後は、電源を切ってください。
-
電源を入れると、画面右上に入力されている信号の種類(入力信号1または2/アナログまたはデジタル)がおよそ2秒間表示されます。
-
画面が暗すぎたり、明るすぎたりすると目に悪影響を及ぼすことがあります。状況に応じてモニター画面の明るさを調整してください。
-
長時間のモニター画面を見続けると目が疲れますので、1時間に10分程度の休憩を取ってください。
6. 縦型表示にする場合は「ActiveRotationII機能」を参照してください。
7. 「ScreenManager Pro for LCD(Windows用)」を使用する場合、USB対応のコンピュータ(あるいは他のUSBハブ)のダウンストリームとモニターのアップストリームをUSBケーブルで接続します。
USBケーブルを接続すると自動的にUSB機能がセットアップされます。ユーティリティソフトウェア「ScreenManager Pro for LCD」については「EIZO LCDユーティリティディスク」内readmeja.txtを参照してください。
2-3. 2台のコンピュータをつなぐ
本機は、背面のDVI-Iコネクタ(SIGNAL1/SIGNAL2)に2台のコンピュータを接続し、切り替えて表示することができます。
接続例
|
コンピュータ 1
|
コンピュータ 2
|
例1
|
アナログ
|
D-Sub
15ピン
(ミニ)
|
信号ケーブル
(付属FD-C16)
|
信号ケーブル
(付属FD-C39)
|
DVI
|
デジタル
|
例2
|
アナログ
|
D-Sub
15ピン
(ミニ)
|
信号ケーブル
(付属FD-C16)
|
信号ケーブル
VI200 (別売)
|
D-Sub
15ピン
(ミニ)
|
アナログ
|
例3
|
デジタル
|
DVI
|
信号ケーブル
(付属FD-C39)
|
信号ケーブル
DD200(別売)
|
DVI
|
デジタル
|
入力信号の切替方法
コントロールパネルの入力切替ボタンを軽く押して切り替えます。押すたびに信号が切り替わります。なお、信号を切り替えた時には、現在表示されている信号の種類(入力信号1または2/アナログまたはデジタル)が画面右上に2秒間表示されます。
優先的に表示される信号を設定する
2台のコンピュータを接続した時、どちらか一方のコンピュータを優先的に表示させることができます。モニターは定期的に入力信号を確認し、<入力プライオリティ>設定で優先のおかれている信号が入力されてきた場合、そちらの信号に自動で切り替わります。
コンピュータが1台しか接続されていない場合は、優先信号が入力信号1または2のどちらに設定されていても、信号は自動検知されます。
優先設定
|
機能
|
1
(SIGNAL1からの入力)
|
コンピュータが2台接続されている場合は、以下の場合に優先入力設定が機能します。
-
モニターの電源を入れたとき
-
「SIGNAL2」を表示していても「SIGNAL1」の信号状態が変化した場合
|
2
(SIGNAL2からの入力)
|
コンピュータが2台接続されている場合は、以下の場合に優先入力設定が機能します。
-
モニターの電源を入れたとき
-
「SIGNAL1」を表示していても「SIGNAL2」の信号状態が変化した場合
|
マニュアル
|
コンピュータの信号を自動検知しません。コントロールパネルの入力切替ボタンで表示させたい入力信号を選択してください。
|
-
節電機能について
<入力プライオリティ>で「1」または「2」が選択されている場合は、2台のコンピュータの両方が節電モードに入っている場合のみモニターの節電機能が動作します。