第3章 ScreenManager

3-1. 操作方法

画面調整/設定とファインコントラストのモード切り替えを簡単におこなえます。

 

メインメニューとファインコントラストメニューを同時に表示することはできません。

 

1.

メニューの表示

コントロールパネルのエンタースイッチに触れ、メインメニューを表示します。

 

2.

調整/設定

(1)
方向スイッチで、調整/設定したい項目を選択し、エンタースイッチに触れて、選択した項目のサブメニューを表示します。
(2)
方向スイッチで、調整/設定したい項目を選択し、エンタ−スイッチに触れて、選択した項目の調整/設定メニュ−を表示します。
(3)
方向スイッチで調整/設定し、エンタ−スイッチに触れて確定します。

 

3.

終了

(1)
サブメニューより<リターン>を選択し(に2回触れると移動します。)、エンタースイッチに触れて、メインメニューに戻ります。
(2)
メインメニューより<メニューオフ>を選択し(に2回触れると移動します。)、エンタースイッチに触れて、ScreenManagerを終了します。

 

エンタ−スイッチにすばやく続けて2回触れると、どの調整メニューからでもScreenManagerを終了させることができます。

 

ファインコントラストメニュー
モード切替スイッチに触れると、ファインコントラストモードの切り替えができます(Custom、sRGB、EMU、CAL)。
エンタースイッチに触れると終了します。

 

3-2. 機能一覧

ScreenManagerの調整、および設定項目一覧表です。

「*」はアナログ信号入力のみ、「**」はデジタル信号入力のみの機能です。

メインメニュー
サブメニュー
 
調整/設定内容
ピクチャー調整 クロック * 4-1.画面調整」参照
フェーズ *
ポジション *
解像度 *
レンジ調整 *
スムージング  
信号フィルタ *
カラー
(Custom) *1
ブライトネス   4-3.カラー調整」参照
色温度  
ガンマ  
色の濃さ  
色合い  
ゲイン  
6色調整  
リセット  
PowerManager DVI DMPM ** 4-4. 節電設定について」参照
VESA DPMS *
その他 拡大モード   4-2. 画像が低解像度の場合」参照
ボーダー  
入力プライオリティ   優先的に表示される信号を選択する
オフタイマー   タイマー(使用時間)を設定する
ビープ音   ビープ音を設定する
メニュー設定 サイズ   メニューサイズを拡大する
ポジション   メニュー―位置を移動する
オフタイマー   メニュー表示時間を設定する
半透明   メニューの透明度を設定する
ランプ輝度   電源ランプの明るさを調整します。(「ランプ輝度調整機能」参照)
リセット   調整/設定状態をすべて初期設定に戻す
インフォメーション インフォメーション   設定状況および機種名、製造番号、モニターの使用時間*2を確認する
言語選択 英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・スウェーデン語・中国語(簡体字)・中国語(繁体字)・日本語   ScreenManagerの言語を選択する
*1
<カラー>メニューで調整/設定できる機能はファインコントラストのモードにより異なります。表はCustomモードの場合のサブメニューです。( 「4-3. カラー調整」参照)
*2
工場検査などのため、購入時に使用時間が「0」ではない場合があります。

 

3-3. ファインコントラスト機能

モニターの明るさなどを表示画像に適した設定に変更できます。

 

ファインコントラストモードを選択する

モード切替スイッチに触れると、ファインコントラストメニューが画面左下に表示されます。モード切替スイッチに触れるたびに4つのモードが切り替わり表示されます。

 

終了

エンタースイッチに触れると終了します。

 

ファインコントラストモードの種類

表示画像に最適な表示モード(4種類)を選択できます。

モード
目的
Custom 好みに応じた色設定
sRGB インターネット上などで、原画像に基づいた色合いで表示
EMU *1 キャリブレーションソフトウェアによる調整状態で表示
CAL *1
*1
これら2つのモードは、付属のソフトウェアを用いてキャリブレーションする際に自動で切り替わります。

ファインコントラストモードのカラー設定を変更する

ファインコントラストメニューで<ブライトネス>、<色温度>、<ガンマ>の調整/設定ができます。 のスイッチで調整/設定したい項目を選択し、 のスイッチで値を調整/設定します(ブライトネス、色温度、ガンマの値は、モードによっては固定されています)。

詳細な調整

ScreenManagerの<カラー>メニューでは、各モードごとにさらに詳細なカラー調整ができます。

「EMU」モード、「CAL」モードでは、キャリブレーションソフトウェアによる調整のみおこなうことができまます。

3-4. 特殊機能

調整ロック機能

一度調整/設定した状態をむやみに変更したくないときにご利用ください。

ロックされる機能
  • ScreenManagerによる調整/設定
  • オートスイッチ
ロックされない機能
  • モード切替スイッチによるファインコントラストモードの選択
  • 方向スイッチによるファインコントラストモードの調整
  • 入力信号切替スイッチ
  • 電源ボタンによる電源の入/切
[設定方法]

コントロールパネルの電源スイッチに触れていったん電源を切ります。その後、オートスイッチに触れながら電源を入れると、調整ロックがかかり画面が表示されます。

[解除方法]

コントロールパネルの電源スイッチに触れていったん電源を切ります。その後、オートスイッチに触れながら再度電源を入れると、調整ロックが解除され画面が表示されます。

 

タイマー機能

モニターの使用時間を設定することにより、設定した時間が終了すると自動的にモニターの電源がオフされます。モニターに長時間同じ画像を表示させていると生じる残像現象を軽減させるための機能です。一日中同じ画像を表示させておくような場合にご利用ください。

[設定方法]
(1)
ScreenManager<その他>メニューより<オフタイマー>を選択します。
(2)
「有効」を選択した後、モニターの使用時間(1〜23時間)を設定します。
[オフタイマーの流れ]
タイマー
モニターの状態
表示ランプ
ON
Power Save
設定時間(1H〜23H) オン
点灯
節電モード
点灯
設定時間終了 0〜15分前*1 オン
点滅
節電モード
点灯
設定時間終了後 電源オフ
− : 消灯状態 
*1
予告期間中にコントロールパネルの電源ボタンに触れると、押した時点から90分延長することができます。延長は回数に制限がなく何度でもできます。
[復帰方法]

コントロールパネルの電源スイッチに触れます。

 

ランプ輝度調整機能

画面表示時、コントロールパネルの両端にある表示ランプを消灯したり、明るさを調整したりすることができます(初期設定の表示ランプの明るさは「中」です)。

[設定方法]
(1)
ScreenManager<その他>メニューより<ランプ輝度>を選択します。

(2)
表示ランプを消灯したい場合、「オフ」を選択します。
以下の表示ランプが消灯します。
  • Custom/sRGB/EMU/CAL
  • Adj. Lock
  • Signal1/Signal2
  • ON

表示ランプの明るさを調整したい場合、「高」、「中」、「低」のいずれかを選択して、好みの明るさに設定します。

EIZOロゴ非表示機能

本機の電源を入れた時に、EIZOロゴが画面中央に表示されます。このロゴの表示/非表示の切り替えができます。(初期設定ではロゴが表示されます。)

[設定方法]

コントロールパネルの電源スイッチに触れていったん電源を切ります。その後、エンタースイッチに触れながら電源を入れると、ロゴが表示されなくなります。

[解除方法]

コントロールパネルの電源スイッチに触れていったん電源を切ります。その後、エンタースイッチに触れながら電源を入れると、再びロゴが表示されます。