ヒューマンドキュメント
企画部 ヘルスケア担当部長/本田英行
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"出る杭は打たれない"
そんな会社だからどんどんチャレンジしていきたい
PROFILE ●本田英行(ほんだ ひでゆき) 1995年 入社。営業1部に勤務 1997年 エイゾーコーポレーション(現海外営業部)へ異動 2006年 EIZO NANAO TECHNOLOGIES INC(現EIZO Inc.:アメリカ)に出向 2012年 EIZO GmbH(ドイツ)を経て営業1部メディカル課長となる 2017年 企画部へ異動、現在はヘルスケア担当部長となる |
商品企画は情熱7割、仕組み3割
「こういう商品を作ろう」。基本となるコンセプトを決め、価格や基本仕様などを設定し、具体的な開発につなげていくのが、商品企画の仕事です。課内のメンバー一人ひとりが、多種多様に広がるEIZO製品のうち、担当となる市場を受け持っており、その全体をカバーするのが課長である私の役割です。加えて、自分自身もヘルスケア製品を中心に商品企画を担当しています。
実は、私たちの部署にはモットーがあります。それは、「商品企画は7割の情熱と3割の仕組みで取り組むべし」です。EIZO製品は、さまざまな市場におけるプロフェッショナルな方やこだわりを持つユーザーがより高い性能を求めて購入していただくものです。ユーザーはどう使っているのか、どんな機能を求めているのか、そんな視点を持ちながら深いところまで探っていく必要があるのです。
そんな時、何よりもまずは商品に対する情熱がなければ始まりません。モチベーションが高くあるからこそ、製品について深掘りすることができるのです。
また、回路設計、ソフトウェア開発、機構設計などの異なった専門スキルを持つメンバーが連携して製品開発にあたります。そんな会社の仕組みを生かすことも重要で、社内のふとした会話の中からもユーザーの求める製品が生まれていきます。
同時に、課内をまとめる立場として、それぞれの製品が持つ技術を違う領域で生かすことができないかも探っています。EIZOでは今、モニター分野だけでなく、映像を核としたソリューション事業へと乗り出しています。自分たちの強みを生かして、求められる領域を広げていく取り組みも、私にとって大きなやりがいの一つです。
アメリカやドイツなど世界での経験が財産に
人でも組織でも経験を重ねるほど、変化を恐れて現状を保とうとする傾向があります。しかしながらEIZOは50周年を迎える中で、「出る杭は打たれない」のが魅力で、失敗を恐れずにどんどんチャレンジできる文化があります。
実際、私自身も数多くのチャレンジをさせてもらいました。最初の配属は国内営業でしたが、入社2年目にはアメリカで海外研修の機会を得ることができました。その翌年からは海外営業を担当し、2002年からは医療用モニターの海外市場の開拓を任されました。海外での販路開拓にあたり、アジアやヨーロッパなどの現地代理店と連携することで、まだまだ黎明期だった医療分野の開拓に汗を流した経験は今日の仕事のベースにもなっています。さらに、2006年にはアメリカに駐在し、09年から12年まではドイツ企業のM&Aに伴い、現地でプロダクトマネジャーとして本社とのさまざまな橋渡し役を務めました。国内外で幅広く挑戦をしてきたことは、私の大切な財産です。当然、これからも情熱を武器に新たな分野へと果敢に挑んでいきます。若い人たちもぜひ、「こんなことをしたい」と積極的に新たなビジネスについて声を挙げてほしいですね。10年後、20年後を見据えた新しいEIZOをともに築いていきましょう。