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- 下記の記事は「日経PC21 2007年9月号」に掲載されたものです。
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複数のウインドウを重ねず表示
画面が広いと何が楽なのか、山吹君の疑問を検証してみよう。
「15型」、「19型」など、液晶ディスプレイのスペックにある「型」は、画面の対角線の長さをインチ表示した数字だ。この数字が大きいほど対角線の長い、つまり表示部分の大きい液晶画面になる。これまでは画面の縦横比が4:3や5:4と、正方形に近い形の液晶が多かったが、最近は縦横比が16:10と横長の「ワイドタイプ」が増えている。
19型の液晶と比べて、20.1型ワイド液晶は高さ方向はほぼ同じで、横方向は約1.3倍。これが24.1型ワイドになると縦横ともに広くなり、表示ドット数は一気に約1.76倍になる。
この画面の広さの恩恵を一番実感できるのは、大きなエクセルのシートを表示した時だろう。画面が広い分、一度に見渡せる範囲が広くなる。小さい画面では見えない場所にあるグラフや、離れた場所にある参照セルも、少ない画面スクロールで確認できる。頻繁にスクロールすると、シートのどの部分を見ているのかわからなくなることもあるが、大画面ではこうしたイライラが激減する。
大きな画面は、エクセル以外の用途でも便利だ。たとえば、今回の山吹君のように資料を見ながら書類を作成する場合。インターネット上の情報や、調査結果をまとめたエクセルシートを参照するとき、液晶画面が小さいと、ウインドウをいちいち切替えて確認する必要がある。A3用紙よりも大きな表示画面を持つ24.1型ワイド液晶なら、作成中の資料を画面の半分に表示させたまま、残り半分に作成中の書類を並べて表示できる。ウインドウを切替えずに資料を参照できるので、作業効率は格段に向上する。
大きな表計算シートも一目で見渡せる
従来の液晶画面は縦横比が4:3や5:4の正方形に近いものが主流だった。最新の製品では縦横比16:10のワイド液晶が増えている。大きな画面は作業場所の広い机のようなもの。スクロールの回数を減らせ、大きなエクセルシートも見やすくなる。
参考データやウェブサイトを表示しながら書類を編集できる
24.1型ワイド液晶は、A4用紙2枚を横に並べたよりも表示エリアが広い。左側にエクセルやPDF、ウェブサイトの画面を並べ、それを見ながら右側のワード画面で資料を作れる。
良い資料作りの基本は説得力のあるグラフから
軸や表示の設定を変更しポイントが伝わるグラフを作る
さて、実際のビジネスシーンで書類作成に欠かせないのがグラフ作りのテクニック。単純なグラフはエクセル任せでも作れるが、グラフが意味するポイントを効果的に伝えるには、グラフの微調整が欠かせない。
近い数字が並んでいて、そのままグラフにしても差がわかりにくい場合は、数値軸の表示範囲を調整するといい。数値の差が一目でわかるようになる。また、データの数値が大きく、数値軸に桁数の多い目盛が並んでしまう場合は、目盛表示を「千」や「万」の区切りで表示させると、数値を読み取りやすい。さらにグラフに数値を重ねたり、グラフの注目点を吹き出しを使って説明すると、より説得力のあるグラフを作れる(図1~図6)。
年度ごとの売り上げとシェアの推移など、種類の異なる数値の関連性を見せたい場合、二つのグラフを重ねると、傾向が一目瞭然だ。ところが、売上の数値とシェア(パーセント)の数値は種類が異なり、値も大きく違う。「二軸グラフ」では、グラフの左右に異なる目盛を設定し、種類が異なる二つの数値をひとつのグラフとしてまとめて表示できる。
ただし、グラフウィザードを使うと表の下にある項目が自動的に第二軸に配置されるので、必ずしも思い通りのグラフにならない。最初に普通の棒グラフを作成し、折れ線グラフにしたい系列を手作業で修正すれば、思い通りの二軸グラフを作れる(図7~図11)。
見せたいものを強調して一目でわかるグラフにする
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図1 売上高などを示す棒グラフは、それぞれの数値が近いと、違いを見分けにくい。表示軸を変更したりコメントを追加することで、数値の違いや強調したい部分を一目で伝えられるようになる |
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図2 数値の表示範囲を変更し、違いをはっきり見せる。グラフの数値軸を右クリックし「軸の書式設定」を選ぶ(1)。次の画面の「目盛」タブで、グラフが見やすくなるよう、軸の「最小値」「最大値」などを変更(2)。数値が大きい場合、表示単位を「万」などに変更し、軸の数値を見やすくする(3) |
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図3 図2の(3)で縦軸が「万円」表示になったので、軸名のボックスをクリックして「万円」に変更(1)。また、各グラフの値を表示させるため、グラフを右クリックして「データ系列の書式設定」を選ぶ(2) |
図4 表示される画面で「データラベル」タブを選び、「ラベルの内容」で「値」にチェックを入れる(1)。「OK」ボタンを押して設定画面を閉じると、グラフに数値が表示される(2) |
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図5 グラフを選択した状態で、ツールバーの「図形描画」ボタンをクリック。画面下に表示されるツールバーで「オートシェイプ」から「吹き出し」を選び「角丸四角形吹き出し」をクリックする |
図6 吹き出しを追加したい場所でマウスをクリックし、そのままドラグして吹き出しを作成する。コメントをテキスト入力したら、大きさや位置を見やすく微調整しよう |
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2つのグラフをまとめて表示
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図7 売上高とシェアの推移など関連性のある数値は、一つのグラフで見せるとわかりやすい。左右の軸に異なる数値軸を設定すると、種類の異なる数値の関連性を見やすく整理できる |
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図8 「シェア」も含めて棒グラフを作り、シェアだけを折れ線に変更する。シェアの系列を選ぶには、「グラフ」ツールバーで「系列"シェア"を選び(1)、「書式設定」ボタンを押す(2) [注]「グラフ」ツールバーが表示されていないときは、「表示」メニューの「ツールバー」から「グラフ」を選ぶ |
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図9 「シェア」の「データ系列の書式設定」が開く。「軸」タブを選択して、「第2軸(上/右側)」を選択。これでグラフの右側に「シェア」系列の数値軸が独立して設定される |
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図10 「シェア」の数値が水色の棒グラフで表示されている。折れ線グラフにするために、「シェア」の棒グラフを右クリックし、表示されるメニューから「グラフの種類」を選ぶ |
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図11 「グラフの種類」画面が表示される。「表示」タブを選び「折れ線」を選択して「OK」ボタンを押すと、図7の右のように、棒グラフと折れ線グラフが一緒になったグラフになる |
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良子先輩の協力でなんとか資料づくりを終えた山吹君。ほっとしたのもつかの間、何やらもう一波乱ありそうな雰囲気だぞ。 |
日経PC21 2007年10月号より (禁無断転載)
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掲載:日経PC21 2007年9月号(7/24発売)