
協賛:株式会社BRAIN MAGIC
「非日常」をテーマにしたイラストコンテストは、
終了いたしました。
沢山のご応募をありがとうございました。
今後もキャンペーン情報やお役立ち情報を
発信していきますので、
ぜひEIZOのX(旧Twitter)公式アカウントを
チェックしてください!
毛ェ(@bio_l_oid)様
『帰り道だから、ちょっとだけ。』
柳眞ユウ(@yanagima_yu03)様
『さよなら故郷』
S.アルバ(@shiro_alba)様
れおえん氏による講評
肝試しか忘れ物か、曰く付きの民家で遭遇した幽霊から命からがら逃げ出した少女のイラストです。幽霊から逃げ惑う姿や遭遇した瞬間ではなく、逃走と脱出を遂げたシーンを逆光の民家と妖しい夕暮れの空で表現しているのがとてもユニーク。膝をつく少女の緊迫した表情も良いです。彼女にとっての非日常は、まだ終わってないのかもしれない……そんな後引く恐怖を纏った佳作です。
全体的な雰囲気は完成しているので、もっと資料をよく観察して民家のディテールにリアリティを持たせると、さらにその恐ろしさ、あるいは不気味な”普通さ”が際立つ作品になるかもしれません。
じみにしじみ(@jimini_shijimi)様
れおえん氏による講評
大きな出目金がまず目に飛び込んできてから、その下に目をやると神輿を運ぶ人々、そして最後に、謎の可愛げな白い生き物と女の子が目の前の壮大な景色を楽しんでいる姿に気づきます。画面上のモチーフにそれぞれ極端なサイズの違いをつけると、それが視線誘導になり、鑑賞者にストーリーを伝える導線にもなるのか、と気づかされました。配色やタッチ、テクスチャーが作品にまとまりを持たせていて見やすいです。
もぽろ(@APO3B)様
れおえん氏による講評
学校の教室、授業を受けている少女のそばに突如「アリス」が現れた瞬間のイラストです。いろいろな配色が散りばめられていますが、アリスのもつ強めの青と赤が注目を引いているおかげで見やすいイラストになっています。女生徒の驚く表情も良いですし、カメラの配置・構図もその不意を突かれたような驚きを最大限表現するために考えられています。
ただ、ぱっと見て何が起きているのか若干わかりづらいので、(塩梅は悩みどころですが…)画角を広げてうさぎを増やしたり他の生徒を描くなど、周辺の情報をより多くあたえることでさらに伝わりやすいイラストになると思います。
れおえん(reoenl)
れおえん(reoenl)
1996年生まれのイラストレーター。
退廃と光が同居した世界観で、
"(not) Invincible"なキャラクターたちを描く。
国内外IPへの作品提供を軸にグローバルに活動中。
代表作
ヰ世界情緒「3rd ONE-MAN LIVE「Anima III」KV・衣装デザイン等/
叶 1st Concert「午前 0 時の向こう側」KV /
TRIBALCON『NIGHT HIKE Late 2023 supported by ZONe ENERGY』KV /
アークナイツ「カシャ」「エイプリル」キャラクターデザイン/
白夜極光「ティナ」キャラクターデザイン/
TV アニメ「ハイカード」コンセプトアート/
BALCOLONY 主催『イラストの魔法 THE MAGIC OF ILLUSTRATION.』2023 出展
当たり前ではないこと、異様な光景、特別な体験…
変わらない日常があるからこそ、
非日常的な瞬間に胸が高まります。
皆さんのいつもに潜む非日常を募集しました。
れおえん
れおえん (reoenl)
1996年生まれのイラストレーター。
退廃と光が同居した世界観で、
"(not) Invincible"なキャラクターたちを描く。
国内外IPへの作品提供を軸にグローバルに活動中。
代表作
ヰ世界情緒「3rd ONE-MAN LIVE「Anima III」KV・衣装デザイン等/
叶 1st Concert「午前 0 時の向こう側」KV /
TRIBALCON『NIGHT HIKE Late 2023 supported by ZONe ENERGY』KV /
アークナイツ「カシャ」「エイプリル」キャラクターデザイン/
白夜極光「ティナ」キャラクターデザイン/
TV アニメ「ハイカード」コンセプトアート/
BALCOLONY 主催『イラストの魔法 THE MAGIC OF ILLUSTRATION.』2023 出展
れおえん氏のColorEdge導入事例
本コンテストのメインビジュアル作画~審査の期間中
れおえん氏にはEIZOのカラーマネージメント液晶モニターColorEdge CS2740をご試用いただきました!
その使い心地や、イラスト制作でこだわっていること、普段制作に使用しているツールまで、いろいろなことを伺いました。
ぜひご覧ください!
Webアップや印刷など作品の最終形態に合わせて、
仕上がりをイメージしながら制作できる
工場で1台ごとに色や濃淡の出方を調整。
暗部の筆タッチや塗りムラもしっかり確認できる
A4見開き実寸+ツールパレットが収まる
大画面でゆったりお絵描き
わかりやすく参加しやすいように、「非日常」という幅があるテーマを設定したつもりでしたが、描く側にも見る側にも独特の難しさがあったかもしれません。誰に訪れた、誰にとってのどんな非日常なのか……ちょっと見失いがちなテーマですが、結局のところ、それをシンプルに設定して伝えられていた作品が自分の目には印象良く映りました。
作品のテーマというものは、手癖だけで形にできるほど甘いものではありません。どんな些細なものでも構わないから、まずしっかり自分が言葉にできる”良さ”を設計して、それが鑑賞者に伝わるか客観的に考えてみる……たったそれだけで1,2ランクもレベルの高い表現に近づけます。こういったテーマが設定されたコンテストは特にそれを意識して、その上で構図やモチーフを決めていくと良い結果が得やすいはずです。手を動かすだけでなく、ペンを置いて全力で描きたいシーンを“妄想”するのです。
そして配色も本当に大事……受賞作を見ていただくとわかりやすいですが、伝わりやすいイラストは、まず色が良い。サムネイルをざっと眺めて色の印象だけでピックアップしたとしてもあまり結果は変わらなかったかもしれません。
もちろん、今回はすべての作品をしっかり拝見したうえで受賞作を決定させていただきました。こんなにお絵描きをする人がたくさんいて、全員違うことを考えて違う作品を生み出している……たくさんご応募いただいた作品を通して見れるこの景色はやはりとても楽しく、勇気づけられます。ご参加していただいた皆様、誠にありがとうございました。
れおえん