液晶モニターの画面の調整とは、使用するシステムに合わせ、画面のちらつきを抑えたり画像の表示位置やサイズを正しく調整するためのものです。快適に使用していただくために、モニターを初めてセットアップしたときや使用しているシステムの設定を変更した場合には、ScreenManagerを使用して画面を調整していただくことをおすすめします。付属のユーティリティディスクに画面調整用プログラムが含まれていますのでご利用ください。
「もう一度オートボタンを押すとオートアジャストが実行されます」のメッセージが5秒間表示されます。メッセージが表示されている間にもう一度オートボタンを押すと、自動調整機能が働き(動作中であることを示すメッセージが表示されます)、クロック、フェーズ、表示位置、解像度が調整されます。
オートボタンで調整しきれない場合は以降の手順にしたがって調整をおこなってください。正確に表示された場合は、手順4にお進みください。 |
「EIZO LCDユーティリティディスク」(付属品)より、ご使用のシステムに対応した「画面調整プログラム」をディスク内のreadmeja.txtあるいは「お読みください」ファイルにしたがって起動します。起動後はプログラムの指示にしたがって調整してください。(Windowsをお使いの方は付属の「EIZO LCD ユーティリティディスク」の起動メニューから、直接実行できます。)
3. ScreenManagerの<ピクチャー調整>メニューにより調整します。
(1) 縦縞が出ている場合
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<クロック>を調整します。
<クロック>を選択し、左・右のコントロールボタンを使用して縦縞が消えるように調整します。調整が合ったポイントを見逃しやすいので、コントロールボタンはゆっくり押して調整するようにしてください。
調整後、画面全体ににじみやちらつき、横線が出た場合は次の「(2)フェーズ調整」にすすみ調整をおこなってください。
(2) ちらついたり、にじむようにみえる場合
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<フェーズ>を調整します。
<フェーズ>を選択し、左・右のコントロールボタンを使用して最もちらつきやにじみのない画面に調整します。
(3) 表示位置がずれている場合
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<ポジション>を調整します。
液晶モニターは画素数および画素位置が固定であるため、画像の正しい表示位置は1箇所です。ポジション調整とは画像を正しい位置に移動させるための調整です。
<ポジション>を選択し、画像の左上とマーカーが合うように上・下・左・右のコントロールボタンで調整します。
調整後、画面に縦縞が現れた場合は、「(1)クロック調整」に戻り、再度調整をおこなってください。(クロック→フェーズ→ポジション)
(4) 余分な画像が表示されていたり、画像が切れている場合
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<解像度>を確認します。
<解像度>を選択し、調整メニューに表示されている解像度と、入力信号の解像度が同じになるように上・下のコントロールボタンで垂直方向の、左・右のコントロールボタンで水平方向の解像度を調整します。
4. 信号の出力レンジ(レンジ調整)を調整します。
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<ピクチャー調整>メニューの<レンジ調整>で調整します。
信号の出力レベルを調整し、すべての色階調(0〜255)を表示できるように調整します。
<ピクチャー調整>メニューより<レンジ調整>の調整メッセージを表示させた状態で、コントロールパネルのオートボタンを押します。出力レンジが自動的に調整され、最大の色階調で画像を表示します。
VGA640x480などの低解像度は1600x1200に(画面いっぱいに)自動的に拡大されますが、<その他>メニューの<拡大モード>機能を使用して表示サイズを切り替えることができます。
1. 画像の表示サイズを変更する場合
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<拡大モード>で切り替えます。
<その他>メニューより<拡大モード>を選択し、上・下のコントロールボタンでモード(拡大/ノーマル)を選択します。
画面いっぱいに画像を表示します。ただし、拡大比率を縦・横一定にするため、水平・垂直のどちらかの方向に画像が表示されない部分が残る場合があります。 |
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2. 文字や線がぼやけてみえる場合
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<スムージング>の設定を切り替えます。
低解像度を「フルスクリーン」、「拡大」モードで表示した場合、表示された画像の文字や線がぼやけて見える場合があります。
<ピクチャー調整>メニューより<スムージング>を選択し、1〜5段階(ソフト〜シャープ)から好みに応じて選択します。
3. 画像が表示されていない部分(ボーダー)の明るさを設定する場合
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<ボーダー>で設定します。
「ノーマル」、「拡大」モード時には、画像の周囲にボーダー(画像が表示されていない暗い部分)が表示されます。
<その他>メニューより<ボーダー>を選択し、左・右のコントロールボタンで調整します。
ScreenManagerの<カラー>メニューで、ファインコントラストモードごとに独立した、カラー調整の設定、保存ができます。
アナログ信号のカラー調整をおこなうときは、まず<レンジ調整>をおこなってください。 |
ファインコントラストモードにより、<カラー>メニューで調整/設定できる機能が異なります(表示メニューも異なります)。
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*これらの調整項目はファインコントラストメニューでも調整/設定ができます。
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4,000K〜10,000Kまで500K単位で選択します。(9,300K含む) |
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0〜100% |
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<色合い>、<色の濃さ>をRed, |
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ScreenManagerの<PowerManager>メニューで節電機能を設定できます。
本機はVESA DPMSに準拠しています。
本機はDVI DMPMに準拠しています。