第2章  接続

2-1. 接続の前に

今まで使用していたモニターを本機に置き換える場合、コンピュータと接続する前に、下表を参照して、必ず本機で表示できる解像度、周波数に変更しておいてください。

 

DDCに対応したシステムの場合、本機をコンピュータに接続するだけで特別な設定をすることなく、最適な解像度、リフレッシュレートの設定が可能になります。

 

アナログ入力をする場合

解像度
垂直周波数
ドットクロック
備考
640 × 480
〜85 Hz
135 MHz
(最大)
VGA, VESA
640 × 480
67 Hz
Apple Macintosh
720 × 400
70 Hz
VGA TEXT
800 × 600
〜85 Hz
VESA
832 × 624
75 Hz
Apple Macintosh
1024 × 768
〜85 Hz
VESA
1152 × 864
75 Hz
VESA
1152 × 870
75 Hz
Apple Macintosh
1280 × 960
60 Hz
VESA
1280 × 960
75 Hz
Apple Macintosh
1280 ×1024
〜75 Hz
VESA

 

デジタル入力をする場合

下記解像度にのみ対応しています。
解像度
垂直周波数
ドットクロック
備考
640 × 480
60 Hz
108 MHz
(最大)
VGA
720 × 400
70 Hz
VGA
720 × 480
60 Hz
VESA Safe Mode
800 × 600
60 Hz
VESA
1024 × 768
60 Hz
VESA
1280 ×1024
60 Hz
VESA

 

2-2. 接続手順

モニターとコンピュータの電源が入っていないことを確認してください。

 

1.

信号ケーブルを信号入力コネクタとコンピュータに接続します。

信号ケーブル接続後、各コネクタの固定ネジを最後までしっかりと回して、確実に固定してください。

 

 

アナログ信号を入力する場合

ケーブル
コネクタ(コンピュータ側)
コンピュータ
信号ケーブル
(付属FD-C16)
ビデオ出力コネクタ/D-SUB15(ミニ) DOS/Vマシン
Power Macintosh G3(Blue&White) /Power Mac G4(VGA)
PC98-NXシリーズ
信号ケーブル(付属FD-C16) +M6A*(オプション) ビデオ出力コネクタ/D-SUB15 Macintosh
*Macintosh用アダプタ

 

デジタル信号を入力する場合

 

ケーブル
コネクタ(コンピュータ側)
コンピュータ
信号ケーブル
(付属FD-C04/FD-C35/FD-C39)

ビデオ出力コネクタ/DVIコネクタ デジタルグラフィックスカード
Power Mac G4(DVI)

 

2.

付属の電源コードを電源コネクタに接続します。

 

3.

ケーブル類をケーブルホルダーに収納します。

ケーブル類を収納する際は、スタンドの昇降、縦型表示を考慮して、長さに多少の余裕を持たせてください。

4.

電源コードを電源コンセントに接続します。

警告

付属の電源コードを100VAC電源に接続して使用する

付属の電源コードは日本国内100VAC専用品です。
誤った接続をすると火災や感電の原因となります。


電源コンセントが二芯の場合、付属の二芯アダプタを使用し、安全(感電防止)および電磁界輻射低減のため、アースリード(緑)を必ず接地する

なお、アースリードは電源プラグをつなぐ前に接続し、電源プラグを抜いてから外してください。順序を守らないと感電の原因となります。二芯アダプタのアースリード、および三芯プラグのアースが、コンセントの他の電極に接触しないようにしてください。


5.

電源を入れます。

モニターの電源を入れてから、コンピュータの電源を入れます。
電源ランプが点灯(緑色)し、画面が表示されます。
電源スイッチを入れても画面が表示されない場合には、「第6章 故障かなと思ったら」を参照してください。使用後は、電源を切ってください。

電源を入れると、画面右上に入力されている信号の種類(入力信号1または2/アナログ/またはデジタル)が2秒間表示されます。

画面が暗すぎたり、明るすぎたりすると目に悪影響を及ぼすことがあります。状況に応じてモニター画面の明るさを調整してください。

長時間のモニター画面を見続けると目が疲れますので、1時間に10分程度の休憩を取ってください。

 

2-3. 入力選択を切り替える(ADC接続時のみ)

Power Mac G4/G4 CubeのADC(Apple Display Connector)と接続する場合は、あらかじめモニターの入力選択設定を変更します。

モニターとコンピュータの電源が入っていないことを確認してください。

 

1.

信号ケーブルを信号入力コネクタとコンピュータに接続します。

信号ケーブル接続後、各コネクタの固定ネジを最後までしっかりと回して、確実に固定してください。

 

ADCからの信号を入力する場合

 

 

ケーブル
コネクタ(コンピュータ側)
コンピュータ
信号ケーブル
(付属FD-C04/FD-C35/FD-C39)+ADC-DVI変換アダプタ(市販品)

ビデオ出力コネクタ/ADC Power Mac G4(ADC)

 

Power Mac G4/G4 CubeのADC(Apple Display Connector)と接続する場合は、市販のADC-DVI変換アダプタが必要です。

 

2.

付属の電源コードを電源コネクタに接続します。

 

3.

ケーブル類をケーブルホルダーに収納します。

ケーブル類を収納する際は、スタンドの昇降、縦型表示を考慮して、長さに多少の余裕を持たせてください。

4.

電源コードを電源コンセントに接続します。

電源ランプが点灯(黄色でゆっくり点滅)します。

警告

付属の電源コードを100VAC電源に接続して使用する

付属の電源コードは日本国内100VAC専用品です。
誤った接続をすると火災や感電の原因となります。


電源コンセントが二芯の場合、付属の二芯アダプタを使用し、安全(感電防止)および電磁界輻射低減のため、アースリード(緑)を必ず接地する

なお、アースリードは電源プラグをつなぐ前に接続し、電源プラグを抜いてから外してください。順序を守らないと感電の原因となります。二芯アダプタのアースリード、および三芯プラグのアースが、コンセントの他の電極に接触しないようにしてください。


5.

コントロールパネルの入力切替ボタンを押しながら、電源ボタンを押します。

入力選択メニューが表示されます。

 

7.

ADCコネクタからの信号を接続する信号入力コネクタの入力選択を、コントロールボタンで「ADC」に変更します。

エンターボタンを押すと設定が完了し、メニューは終了します。

8.

コンピュータの電源を入れます。

電源ランプが点灯(緑色)し、画面が表示されます。
電源スイッチを入れても画面が表示されない場合には、「第6章 故障かなと思ったら」を参照してください。使用後は、電源を切ってください。

 

ADC以外の信号コネクタと接続する場合は、入力選択の設定を「標準」に戻してから、コンピュータの電源を入れてください。
ScreenManagerの<その他>メニューで<リセット>を実行した場合、入力選択設定は工場出荷時の設定(「標準」)にもどります。

電源を入れると、画面右上に入力されている信号の種類(入力信号1または2/アナログ/またはデジタル)が2秒間表示されます。

画面が暗すぎたり、明るすぎたりすると目に悪影響を及ぼすことがあります。状況に応じてモニター画面の明るさを調整してください。

長時間のモニター画面を見続けると目が疲れますので、1時間に10分程度の休憩を取ってください。

 

2-4. 2台のコンピュータをつなぐ

本機は、背面のDVI-Iコネクタ(SIGNAL1/SIGNAL 2)に2台のコンピュータを接続し、切り替えて表示することができます。

 

コンピュータ1
コンピュータ2
例1 アナログ D-Sub15ピン(ミニ) 信号ケーブル(付属FD-C16)

信号ケーブル(付属FD-C04/FD-C35/FD-C39)

DVI デジタル
例2 アナログ D-Sub15ピン(ミニ) 信号ケーブル(FD-C16)

信号ケーブル
VI200(別売)

D-Sub15ピン(ミニ) アナログ
例3 デジタル DVI 信号ケーブル(FD-C04/FD-C35/FD-C39)

信号ケーブル
DD200(別売)

DVI デジタル
例4 デジタル ADC 信号ケーブル(FD-C04/FD-C35/ FD-C39)+ADC-DVI変換アダプタ(市販品)

信号ケーブル
DD200(別売)

DVI デジタル

入力信号の切り替え方法

コントロールパネルの入力切替ボタンで切り替えます。押すたびに信号が切り替わります。なお、信号を切り替えた時には、現在表示されている信号の種類(入力信号1または2/アナログまたはデジタル)が画面右上に2秒間表示されます。

優先的に表示される信号を設定する

2台のコンピュータを接続したとき、どちらか一方のコンピュータを優先的に表示させることができます。モニターは定期的に入力信号を確認し、<入力プライオリティ>設定で優先のおかれている信号が入力されてきた場合、そちらの信号に自動で切り替わります。
コンピュータが1台しか接続されていない場合は、優先信号が入力信号1または2のどちらに設定されていても、信号は自動検知されます。

優先設定
機能
1
(「入力信号1」、DVI-Iコネクタからの入力)
コンピュータが2台接続されている場合は、以下の場合に優先入力設定が機能します。
  • モニターの電源を入れたとき
  • 入力信号2」を表示していても、「入力信号1」の信号状態が変化した場合
2
(「入力信号2」、D-Sub15ピン(ミニ)コネクタからの入力)
コンピュータが2台接続されている場合は、以下の場合に優先入力設定が機能します。
  • モニターの電源を入れたとき
  • 入力信号1」を表示していても、「入力信号2」の信号状態が変化した場合
マニュアル コンピュータの信号を自動検知しません。コントロールパネルの入力切替ボタンで表示させたい入力信号を選択してください。

節電機能について
<入力プライオリティ>で「1」または「2」が選択されている場合は、2台のコンピュータの両方が節電モードに入っている場合のみ、モニターの節電機能が動作します。

 

2-5. 標準スタンドの取り外しかた

本機はスタンド部分を取り外すことによって、アーム(あるいは別のスタンド)に取り付けることが可能になります。
アームまたはスタンドは当社オプション品をご利用ください。

他社製のアームまたはスタンドを使用する場合は、以下の点をアームまたはスタンドメーカーにご確認のうえ、お選びください。

  • 取付部のネジ穴間隔:100 mm x 100 mm(VESA規格準拠)
  • 耐荷重:モニターー本体(スタンドなし)とケーブルなどの装着物の総重量に耐えられること
ケーブル類は、アームを取り付けた後に接続してください。

取付方法

 

1.

スタンド接合部のカバーの中央部(上下)を押さえ、左右にスライドして取り外します。

2.

液晶パネル面が傷つかないよう、安定した場所に柔らかい布などを敷いた上に、パネル面を下に向けて置きます。

3.

スタンド部分を取り外します。(ドライバーを準備ください。)
ドライバーを使って、本体部分とスタンドを固定しているネジ(M4×15 mm BZn/Fe:4箇所)を取り外します。

4.

モニターをアーム(またはスタンド)に取り付けます。

取付用ネジ(付属):M4×15mm BZn/Fe(4箇所)