global icon

ヘルスケア

青森県立中央病院 様

青森県立中央病院は、同院まで1時間以内に到達可能な県内人口カバー率が80%以上を有する青森県の基幹施設です。フィルムレス運用に向けて、2010年7月よりモニターなどの導入を進め、現在では、EIZOの医用画像表示モニターRadiForceを153台、47インチ/52インチ大型モニターソリューションを13台使用し、またモニター品質管理ソフトウェアRadiCSとRadiNET Pro Liteにてそれらモニターの品質管理を行っています。

さらに、2013年12月には電子カルテ表示用モニターとしてFlexScan S1903-Tを800台導入し、EIZO製品が同院の診療をサポートしています。今回は、その導入の背景と成果について、医療情報部の高橋先生、放射線部の佐藤様と齋藤様にお話を伺いました。

高橋 賢一 先生   佐藤 兼也 様   齋藤 大治 様
高橋 賢一 先生
医療情報部 部長
佐藤 兼也 氏
放射線部 主幹
齋藤 大治 氏
放射線部

導入背景

モニターはフィルムと比較して遜色がないことを確認

フィルムレスでの運用を検討するにあたり、診断への影響を考慮し、モニターメーカーのデモンストレーション用の高精細モニターを取り寄せ、医師が納得できるよう、1ヶ月間にわたりフィルムとの比較・評価期間を設けました。その結果、多くの医師が、モニターはフィルムと比較して遜色がないということが確認できたので、フィルムレス運用へ移行する決断をしました。(高橋先生)  

 

不具合時の対応力があるEIZOに決定

技師の立場からは、画質の担保と安定した画像供給体制の実現が命題でした。フィルム時代においては、フィルムの濃度管理とシャウカステンの輝度管理を技師が行うことにより、画像の質を担保してきました。モニター診断においても、モニターの表示状態によっては見え方が異なる可能性があることから、モニターの表示状態を管理し、画像の質を担保することが重要であると考えました。フィルムレスに移行するにあたり、当院では100台以上の高精細モニターの設置を予定していたため、集中して精度管理を行える仕組みが必要でした。

そこで、各モニターメーカーの導入施設における品質管理の運用を見学しました。その結果、不具合時の対応力などを考慮し、使用時間や異常発生時の状況を速やかに把握できるネットワーク品質管理ソフトウェアRadiNET Pro Liteを有し、主要都市に営業およびサポート拠点を持ちユーザーフォロー面での期待が持てるEIZOに決定しました。(佐藤様)

  MRI操作室  

MRI操作室

 

導入効果

微細な部分もしっかり見える

フィルムレス運用が始まり、モニター上で微細な部分もしっかりと確認ができる、と医師からの評判も上々です。画質評価は事前に行っていたため不安ではありませんでしたが、実際の運用において医師が安心して使用できると再確認でき、EIZO製品を導入したことに満足しています。(高橋先生)

  診察室
診察室  

 

安定した画像配信体制を確立

現在、技師が4人1組で週1回、15台/月のペースで、モニター品質管理ソフトウェアRadiCSを活用しモニター点検作業を実施しています。担当者を固定しないのは、モニター点検作業が技師の重要な業務であることを意識してもらえるようにするためです。さらに、ネットワーク品質管理ソフトウェア RadiNET Pro Liteを活用し、点検結果および表示状態を集中管理することで、安定した画像配信体制を確立しています。(齋藤様)
 

EIZOのメンテナンスフリーに向けた更なる開発力に期待

モニター品質管理の運用は検討時のイメージ通りにできています。今後は「メンテナンスフリー」に向けた更なる開発力をEIZOに期待します。技師は高精細モニターの他にも数多くの機器を管理しています。その管理者の立場からすると、モニター品質管理ソフトウェアなどの管理画面には、情報を分かりやすく表示してもらう必要があります。情報整理の精度をさらに向上してもらえると、管理業務をより効率化できると思います。(佐藤様)

  aomori_kenbyo_06.jpg
手術室





 

 
青森県立中央病院
〒030-8553 青森県青森市東造道2丁目1-1

http://aomori-kenbyo.jp/

青森県立中央病院

 

導入製品

本事例の内容は取材当時のものであり、閲覧時点で変更されている可能性があります。ご了承ください。


導入事例