クリエイティブ

株式会社カラー 様

導入モニター

  • ColorEdge CG277、CG247
 

株式会社カラー

 「新世紀エヴァンゲリオン」の制作で著名なスタジオ「株式会社カラー」には、ColorEdge CG277、CG247が導入されています。
同社は株式会社ドワンゴと共同で「日本アニメ(ーター)見本市」という企画を主催し、毎週短編アニメーションをWeb配信しています。

詳しくはこちら : http://animatorexpo.com/
  日本アニメ(ーター)見本市

 2014年10月にスタートさせた本企画は、既に世界中に多くのファンがいます。企画を始めた経緯や、その作品づくりについて、制作部長兼プロデューサーの緒方氏にお話しを伺いました。

日本アニメ(ーター)見本市について

 「アニメーター、クリエイターに自由な創作の場を」という目的で実験的な作品から、原作もののPRも含めてさまざまな作品を公開しています。当社の代表作エヴァンゲリオンを題材にし、本編とは別のスタッフで制作されたスピンオフタイトルも公開されており、企画全体を通して、国内外から様々な反響を頂いております。

 「日本アニメ(ーター)見本市」は、初めて監督に挑戦するスタッフもおり、若手の育成も兼ねています。若手だけではなく、多くのベテランスタッフも参加しており、普段の商業アニメーションだけでは出来ないことを行う、ストレス発散の場というような要素も強いかもしれません。短編企画ということもあり毎話、その作品スタイルに合わせたラインが必要になります。多数の他プロダクションにもご参加頂き、かなり多様な制作環境に対応する必要があります。企画内容面だけでなく、機材環境的な意味でも色々な実験が出来るのは、とても面白い部分です。
  株式会社カラー 取締役 制作部長/プロデューサー 緒方 智幸氏
株式会社カラー
取締役 制作部長/プロデューサー
緒方 智幸氏


 劇場化も決まりました。これからも自由闊達な作品発表の場としてさまざまな作品を公開していきますので、より多くの方に鑑賞いただきたいです。

■劇場公開情報

 「日本アニメ(ーター)見本市」は、セカンドシーズンまで24話の公開が終了しています。サードシーズンの公開が待ち望まれている中、作品の劇場公開が決定しました。
 2015年7月25日から2週間限定、全国10か所の映画館で、公開を終了しているファーストシーズンの全12作品と、サードシーズンの3作品が上映されます。お見逃しなくお近くの劇場へ足をお運びください。

詳しくはこちら : http://animatorexpo.com/theater/#theater

  劇場公開情報

 

 

 「日本アニメ(ーター)見本市」の作品制作には、株式会社カラーに導入されているカラーマネージメントモニターColorEdge CG277、CG247が活躍しています。その導入経緯と使用感を機材導入担当者であるシステムエンジニア、鏡氏に伺いました。

導入経緯について

 EIZOのColorEdgeについては、過去に制作用モニターとしてCG243Wを15台ほど導入しており、以前から信頼しています。今回のCG277、CG247の導入は、いつも最終カラーグレーディングをお任せしているポスプロの方の紹介がきっかけでした。

 当社の色基準としてきたマスターモニターが経年変化してきて、買い替えの時期がきていました。CG247は最終工程をお願いしているポスプロにも導入されており、両社で色が合うメリットを感じ、またマスモニのレベルまで信頼した色が出ると聞いて導入を決めました。
  株式会社カラー システムエンジニア 鏡 洋祐氏
株式会社カラー
システムエンジニア
鏡 洋祐氏


 作業工程の全てを同じモニターで統一するのは理想ですが、作品都合などでそうもいきませんので、当社は色に近い最終工程から段階的な導入を行っています。まずは1台CG277を、2台CG247を導入しました。CG277は、当社内での最終工程である編集室に、CG247は、その手前の色指定を行っている工程と、編集に入れる前のコンポジットのところにそれぞれ置いています。加えて先日、CG247を1台、コンポジット業務に追加導入したところです。

コンポジットチームのCG247
■コンポジットチームのCG247
第24話「神速のRouge」制作の様子
  編集室での厳密な色確認
■編集室での厳密な色確認
手前から3つ目のモニターがCG277

 

 制作にはモデリング等、再現色が大きく影響しない仕事もあり、ColorEdge以外のモニターも使用しています。経年変化により輝度が上がらなくなってきたモニターはそちらに回して、順番に入れ替えていくような運用をしています。   CGチーム
  ■CGチーム
CG243W使用の様子

EIZOモニターの導入後の使用方法・使用感

 導入は非常にスムーズで、ワークフロー全体で問題が起きることはありませんでした。過去のエヴァンゲリオン制作においては、ポスプロさんと当社を行き来して色確認に時間がかかることがありましたが、「アニメ(ーター)見本市」の作品制作においては、微妙な色の濃淡変化があるものやビビットな色使いのものに関しても繊細に表現し、スムーズに色確認作業が進みました。

導入後の効果

 CG277、CG247は、キャリブレーションセンサー内蔵なので、管理が大分楽になりました。当社はシステム管理者2名で機材を管理していますが、以前は半年に1度編集室に持ち込み、1台ずつ外付けのセンサーを接続し、計40台ほど調整していました。1週間ぐらいかかりましたね。今は、200時間に一回、自動で再調整するように設定して運用していますので、大幅な時間短縮ができています。

 

■ご協力
株式会社カラー
ホームページ : http://www.khara.co.jp/

導入事例