クリエイティブ

ファインアートフォトグラファー Dominique Provost(ドミニク・プロヴォスト)氏

導入モニター

 

 ドミニク・プロヴォスト氏(1961年 ブルージュ生まれ)は、ベルギー人のプロフォトグラファーです。絵画や彫刻など美術品の撮影を専門としており、さまざまな芸術家だけでなく、博物館やギャラリー、出版社と関わりながら仕事をしています。彼は移動式の撮影セットを携えて、国内外を問わず常に旅をしています。
 絵画への興味こそが、彼の「写真」に対する考えを導いたといっても過言ではありません。ありのままの描写を追い求めるのではなく、その代わりに光と色を組み合わせた構図を用いることで、見る人になんらかの気持ちや感情を伝えようとしているのです。大事なのは、何が、どのように、いつ捉えられたかという描写ではなく、作品を見るその人にしか体験できない感じ方を導くことなのです。

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 作品のはじめの印象は徐々に薄れていきますが、再び生まれ変わります。彼はユニークな方法で、人間の目がとらえることのできないものの本質を見せることができます。
 ドミニク氏は自然を大いに愛する人でもあります。いつでも時間があるときは外に出かけ、自然の中で体験したできごとからヒントを得て、独自の作品づくりに励むのです。彼のWebサイトを見れば、専門的な仕事内容だけでなく、仕事に対する情熱が伝わってきます。
 ドミニク氏のモットーは『目ではなく、思い込みや偏見を捨てて心でものごとを見る』ということです。この言葉から、彼がどうして作品づくりにEIZOのColorEdgeモニターを選んだのかが見て取れます。彼は次のように述べています。

 『美術品の修繕・撮影のように、求められることが多いニッチな仕事をしていれば、最高の写真品質がどのようなものかを熟知した人と付き合わなければなりません。博物館の管理者や学芸員、画廊の経営者、芸術家たちは、最もできがよく、そして非常に取り扱うのが困難な作品を持って、私を頼ってくるのです。というのも、彼らはEIZOモニターが寸分の狂いもなく、撮影された作品をそのまま画面上に再現でき、同時に私がHasselbladで撮影したデータの持つ色味やコントラストを忠実に表現できるということを知っているからなのです。

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 非常に作業するのが難しいもの、例えば銀製食器など、最も明るい部分の中のほのかな色合いやグラデーションが何よりも大事である被写体を撮るときや、作品の色味が正確に表現されていると依頼人に保証する必要があるときは、EIZOモニターのきわめて精度の高い再現性が欠かせません。画面の輝度と色味が均一に保たれるおかげで、画面上でレタッチしているものが、そのまま実際にでき上がるものだと信じることができるのです。
もしモニター上で見ているものが100%現実のものとマッチングしているなら、自信を持って作業に取り組めるだけではなく、依頼人を安心させることができます。EIZOモニターこそが現代の技術で実現できるもっとも優れた見え方なのですから。

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 内蔵センサーを使っての自動キャリブレーションは、作品ごとに求められる表示品質に合わせて調整でき、いつキャリブレーションを実行するかのタイミングも設定できます。高い精度で完璧に調整してくれるので、大変ありがたいです。この手軽さを考えれば、内蔵キャリブレーションセンサーにかかるコストは、支払う価値があると断言できます。何の心配もなく、自動で完璧にキャリブレーションされた画面を手にできることは、本当に素晴らしい!の一言に尽きますね。
 私のEIZOモニターに映し出された画質を見たのがきっかけで、多くのクライアントや芸術家が自分用にEIZOモニターを買うようになりました。
長年、撮影やレタッチ技術に完璧さを追い求めてきたおかげで、私はやりがいのある美術作品の世界で働くことができました。EIZOと出会わなければ、ここまで成し遂げることは決してできなかったでしょう。』
 

本事例の内容は取材当時のものであり、閲覧時点で変更されている可能性があります。ご了承ください。


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