
TOPメッセージ
オープン&フェアな企業文化
ナナオの柔軟なビジネススタイルを支えるのは、オープン&フェアな社風です。若い社員でも能力と気概があれば積極的にチャンスを与えていますし、発想や創造に肩書きは関係ないとの考えから、役職の枠を超えたオープンなコミュニケーションも推奨しています。ナナオには、「やりたいことをやりたい」と言える企業風土が整っているのです。もちろん、手を上げれば何でもできるというわけではありません。ビジネスとして、しっかりと成立するビジョンが描けていることが条件です。しかし、その条件を満たしていれば、制限は一つもありません。自由な発想を創造開発に結びつけることができ、必要であれば、私自身が新入社員のもとに出向き、直接話をします。実際、社内のオープンスペースでは、役職や世代を超えたコミュニケーションが自然発生しています。
常識を疑い変化に挑む向上心
価値観の相違から生まれるシナジー効果に期待する
同じ価値観の人だけが集まったグループでは斬新な意見を交換することは少なく、新たな感性や思考パターンを身につけていくことは難しいと思います。いろいろな価値観を持つ人間が集まり、一人ひとりの個性を尊重し、刺激し合うからこそ、成長があるのではないでしょうか。同様に、「これまでこうだったから」と常識を鵜呑みにすることも危険です。なぜなら、それは自らに限界というワクを決めてしまう行為だから。どれだけ優秀な人材だとしても、ワクを超える、突き破るくらいの気概がなければ、変化の激しい現代社会に対応していくことはできません。「さまざまな価値観を持ち、常識を疑い、信念に基づいて行動できる、多様な価値観を持った人材が集まった組織」。それがナナオという企業であり、この土壌を築いているからこそ、ナナオでしかできない新たな価値を生み出し、映像ソリューションの世界ナンバーワンを目指すことができるのです。“世界ナンバーワン”へと邁進する志を持ち、衝突を恐れることなく積極的に意見を交わせる人材を、社員として迎えたい。そして、次代のナナオを支えるワールドワイドな発想・創造を生み出していただきたいと考えています。
EIZO Brand ストーリー
EIZO BRAND STORY PHASE 1
“EIZO”の第一歩はヨーロッパから
今から約40年前、ナナオは白黒テレビのOEM生産で産声を上げた。その後、様々な商品の開発・製造で売り上げを伸ばし、1981年に松任市(現白山市)に新開発拠点・工場を建設するなど、順調な成長曲線を描いていく。
そして、設立から17年後の1985年5月、ナナオは社運をかけて大きく舵を切る。下請けメーカーから脱却し、“EIZO”ブランドを立ち上げ、コンピュータ用CRT(ブラウン管)モニターを開発したのである。OEMで日々、磨き続けた技術とノウハウを余すことなく注ぎ、設立以来の念願だった自社ブランドを確立した。
そんな社の命運を握るEIZOブランド第一号の販売先として照準を合わせたのは、ヨーロッパだった。当時、海外に強力なネットワークを築いていたわけではない。開発中にヨーロッパの企業から多くの引き合いがあったわけでもない。だからと言って、それは、無謀な賭けというわけでもなかった。高品質という製品に対する絶対の自信に裏付けられた戦略があったのだ。すでに大手メーカーがしのぎを削り、新規ブランドになかなか手を伸ばさない傾向にある国内市場よりも、純粋に製品の良しあしを評価するヨーロッパ市場に勝機を見出したのだ。
狙いは当たった。CRT特有の周縁部のゆがみを補正し、隅々までくっきりと映し出すEIZOのモニターは、画面全体に通貨や株式の動向が常に表示される欧米の金融機関で認められ、それを機に少しずつ海外市場で確固たる地位を築いていく。同時に、品質に厳しいヨーロッパでユーザーの声に応え、社内でも組み込む部品一つひとつでスペック(基本性能)を上回る方法の模索を続ける中で、ナナオの誇る品質はさらに磨き上げられていった。
1991年、ついにナナオは満を持して日本市場にCRTモニターの販売を開始。世界の市場で高い評価を得て、凱旋を果たした。
EIZO BRAND STORY PHASE 2
モニターの心臓部に情熱を注ぐ
1985年の自社ブランド設立から現在に至るまで、ハイエンドユーザーから絶大な信頼を獲得する最大の理由は、やはりトップを走り続ける「高画質」にある。このEIZOクオリティを実現するのが、画質制御回路として導入する「映像プロセッサ」だ。映像信号を処理し、最終的にモニターに表示させるまでを指示するこの映像プロセッサ(ASIC)こそ、高画質を生み出すモニターの心臓部だと言える。
もちろん、現在開発・製造する液晶モニターでは、液晶パネルの性能も品質を左右する。国内の液晶モニターメーカーでは、液晶パネルを外部のパネルメーカーから調達している。これはナナオも例外ではない。もちろん高品質のパネルを選定する高いノウハウを持ち合わせ、パネルメーカーとの共同開発なども行っているが、パネルだけでは他社と圧倒的な差別化を図るのは難しい。同様に画質を大きく左右する画質制御回路に関しても、ほとんどのメーカーが開発にかかる時間と費用の関係から、汎用の画像制御ICを外部から調達している。
そんな状況の中、ナナオでは、97年にCRTから液晶へと軸足を移す10年も前から意欲的に映像プロセッサ(ASIC)の開発に取り組んできた。当然、その分、開発コストはかさむかもしれない。だが、このASICにこだわり続けたことが、EIZOクオリティにつながっている。
液晶モニター向けの映像プロセッサの自社開発をスタートしてから13年。搭載する映像プロセッサは、動画・静止画と用途別に使い分ける第5世代に突入した。この革新的な進化の過程で、ナナオは、現在のスタンダードとなっている機能の多くを生み出している。
EIZO BRAND STORY PHASE 3
世界の医療分野に浸透するEIZOブランド
多岐にわたる分野で活躍するEIZOブランドの中でも、世界から特に熱い視線を注がれるのが、病院や医療機関で導入される“医用画像表示モニター”だ。 MRI(磁気共鳴診断装置)やCTスキャンなどの静止画像を映し出すモニターに採用されており、ほんの小さな病巣も見逃せない医療の現場を、高画質でサポートしている。
医用画像表示モニターは2000年に開発チームを立ち上げた後発分野ながら、高品質を求める日本やヨーロッパなどではすでに非常に高いシェアを誇る。さらに、2007年には、ドイツの大手電機メーカー・シーメンスの開発や製造、販売など医療市場向けモニター部門の全ラインを買収。動画対応が必要な手術室分野の医療撮影装置用モニターに強みを持つ同社の技術やノウハウ、顧客基盤を引き継いだ。2010年には、急成長する中国医療市場での拡販を狙い、現地法人を設立。一層の世界戦略に向けてアクセルを強く踏み込んでいる。
さらに、今後は未開拓だった内視鏡などの分野でも積極的に開発を進め、どこにも負けない商品ラインアップを目指していく方針だ。総合メディカルモニターメーカーとして、世界ナンバーワン企業まであとわずかとなっている。
EIZO BRAND STORY PHASE 4
カラーマネージメントという考え方を提案
カラーマネージメント液晶モニター「ColorEdgeシリーズ」。印刷・出版業、広告業をはじめ、カメラマンや各種メーカーなど、色の正確性にこだわるハイエンドのユーザーに圧倒的な評価を得ているPCモニターだ。
販売を開始したのは2003年。当時の注目度は、決して高いとは言えなかった。そもそもカラーマネージメントという考え方自体が普及していなかったのだ。けれども、クリエイティブの現場では、各デバイスのカラースペースや色の生成方法の違いから、入稿データとモニターで表示されるもの、出力されたもの、それぞれで色が異なるという問題が発生していた。例えば、自動車をデザインするケースを想像してほしい。車体の色を決める際、パソコンでのシミュレーション時とプレゼン用の出力時で多少でも違いがあれば、完成型に描くイメージは全く異なっていくだろう。つまり一貫した色の基準が求められており、そんなシビアなケースほどカラーマネージメント液晶モニターは能力を発揮するのだ。
ColorEdgeシリーズは広範な色再現域を持ち、豊かな階調表現と確かな色温度設定などを実現し、入稿データや出力時のカラーを正しく表示する。加えて、ほとんどのタイプにムラを軽減するデジタルユニフォミティ補正回路を搭載し、液晶パネルの特性によりどうしても発生してしまう中心部と周縁部との輝度や色度のムラを抑え、画面全体の色を均一に再現している。
カラーマネージメントという考え方を売り込むため、営業はモニターとパソコンを手に、クリエイティブの現場に直接足を運び、デモンストレーションを繰り返した。その積み重ねは今、ハイエンドのユーザーからの高い信頼につながっている。その品質の高さから、ハリウッドの映像制作の現場でも採用されており、現在、そのすそ野をさらに広げるべく、次なるステップとして、ナナオではデジタル一眼レフカメラのハイアマチュア層をターゲットとした製品展開も進めている。
EIZO BRAND STORY PHASE 5
静止画から動画、そしてよりハイエンドへ
2004年3月15日。この日、ナナオは新たな可能性を見せつけた。EIZOブランド初のカラー液晶テレビ「FORIS」の販売をスタートし、静止画から動画へ、大手メーカーが激しい競争を展開する世界に飛び込んだ。
開発に着手したのは、販売のわずか1年前。DVDやブロードバンドの普及でPCモニターでも動画表示は増えており、液晶テレビの開発で動画技術を磨く狙いもあった。また、テレビの販売を通してEIZOブランドをより広く浸透させることができる。
もちろん、同じ液晶とはいえ、テレビ開発はモニター開発とは別物である。動画表示技術をはじめ、サウンドシステムやチューナーの自社開発など、課題は山積していた。ただ、たとえ液晶テレビという初挑戦の舞台だとしても、ナンバーワンの品質を目指すナナオイズムは少しも変わることはなかった。
ナナオの送り出したFORIS.TVには、開発者たちのそんな情熱が詰まっている。ハイグレードな画質や音質、フロアスタンドとDVDプレーヤーを組み込んだ独特のデザイン・・・。これまでにない液晶テレビの存在は、高品質を求めるユーザー層だけでなく、多くの一般消費者の心をつかんだ。さらに、近年では、動画・静止画双方に対応したテレビとモニターの融合進化型である新「FORIS」を開発。ナナオは映像機器の新時代を切り拓き続ける。
EIZO BRAND STORY PHASE 6
さまざまな分野で世界ナンバーワンを目指して
ナナオは、医療分野やグラフィックス、アミューズメントと、映像ソリューションの世界で数々のナンバーワン実現に向けて確実な前進を続けている。
最近では、航空管制、産業用市場への進出に力を注いでいる。例えば、航空管制に特化したグラフィックスボード(電子基板)を開発・製造するテックソース社(アメリカ)を買収。グラフィックスボードは高解像度、高速描画を実現するために、コンピュータに組み込む機能拡張カードで、特に航空管制用は特殊な技術が求められる。テックソース社のノウハウを手にした今、お互いの技術を組み合わせた相乗効果を存分に発揮している。
もちろん、このほかにも社内では、ナナオの高い映像技術を駆使し、世界でのナンバーワンを追求する数々のプロジェクトが動いている。ここでも、新たな創造性がプラスされ、さらなるクオリティを築き上げていくことだろう。最先端を走り続けるからこそ描くことのできる“新化”に、より新たな価値を付加していく ――。新化する“映像(EIZO)”の世界への扉は、ナナオが開いていく。