導入事例

岩合光昭 氏 (フォトグラファー)

デジタルで撮影した作品をデジタルで表示するのは自然な流れ、
と語る岩合光昭氏の写真展ではColorEdgeを使ったデジタル展示が行われている。

国内の動物写真の第一人者である岩合光昭氏。時代の流れとともに岩合氏の撮影のスタイルも銀塩からデジタルへと変化し、最近の写真展では一般的なパネルでの作品展示に加えて、液晶モニターを使ったスライドショー形式での展示も行われるようになった。ここで採用されているのがEIZOのColorEdge。デジタルで撮影された写真をそのままに表示でき、また限られたスペースでも数多くの作品を披露することができるというデジタル展示の効率性、さらに優れた色再現性でその美しさをリアルに伝えられるColorEdgeを岩合氏は高く評価する。

−カメラの変化~銀塩からデジタルへ

岩合氏が撮影にデジタルカメラを用いるようになったのは8年ほど前。その当時のカメラは今のカメラ付き携帯電話の以下のピクセル数だったという。しかしデジタルカメラはあっという間に進化し、現在では多くのプロフォトグラファーがデジタルカメラへ移行している。 デジタルカメラのメリットについて岩合氏は次のように話す。「ぼくのフィールドである自然の中で、フィルムでは写っているものをすぐには確かめることができません。デジタルカメラは撮影直後に画像をモニターで確かめることができることが何よりも素晴らしいです。」
デジタルカメラを使うようになって、岩合氏の撮影にはどのような影響があったのだろうか。 「デジタルカメラでは撮影したものをすぐに確認できるので『撮れた』という安心感が得られます。ただ、『もっと撮れる』と思ってしまって、諦めずについつい撮影を続けてしまうこともありますね」と岩合氏。フィルムでは持ち帰って造影するまでは見えなかった作品の出来も、デジタルカメラならばその場で確認できる。だからこそ、自然の中で、撮りたい場面に出会えたチャンスを限りなく生かすために、岩合氏は撮り続けるのである。

岩合光昭氏の写真 鳥

写真画像/(C)Mitsuaki Iwago

岩合光昭氏の写真 猿

写真画像/(C)Mitsuaki Iwago

−展示方法の進化~デジタル展示へ

メインで使用するカメラがデジタルに変わると作品の展示も変化した。従来は紙に出力し、パネルにしたものを展示するという方法であったが、普段から事務所でColorEdgeを使用し、その色再現性を認めていた岩合氏は、最近ではColorEdgeを使用したデジタル展示を採用している。「デジタル撮影したものをデジタル展示しようと考えるのは自然な流れだと思います」と岩合氏。「ナナオさんの協力もあって、写真展にいらしていただくお客様にデジタルの美しさを楽しんでもらえました」と振り返る。  さらに「もっと多くの作品をご覧いただきたい」という以前からの思いも、「デジタル撮影された作品のデータをパソコンに入れて、スライドショーという形で1つの液晶モニターでの作品展示数を増やして映し出すことができて、その目的を達することができました」と話す。

郡山市立美術館 岩合光昭写真展/2005年

[郡山市立美術館 岩合光昭写真展/2005年]
ColorEdgeを壁に埋め込み、作品を表示

ColorEdgeを壁に埋め込み、作品を表示

写真画像/(C)Mitsuaki Iwago

今後も液晶モニターを使った展示を続けていきたいという岩合氏。さらにモニターの数を増やし、大型の画面を用いることができれば「展示室の壁面を自然の風景そのままに再現していくことができるのではないかと期待します。野生動物が動いていくような写真展示ができたらすばらしいですね」と今後の展示の構想が広がる。そうすることによってこれからもお客様に「地球的な視野に立ってご覧いただけるような感覚を呼応していけるのではないか」と話す岩合氏。これからの作品、そして展示方法の進化が楽しみである。

岩合光昭写真展

[東急本店 岩合光昭写真展/2005年]

岩合光昭氏の写真 パンダ

写真画像/(C)Mitsuaki Iwago

岩合光昭氏

1950年東京生まれ。19歳のとき訪れたガラパゴス諸島の自然の驚異に圧倒され、フリーの写真家となる。地球上のあらゆる地域をフィールドに撮影し続けている。主な写真集に、全世界でベストセラーとなっている『おきて』をはじめ『ホッキョクグマ』『旅ゆけば猫』など多数ある。国内で開催される写真展でも毎回多くのファンが足を運ぶ。

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