では、文字を大きくして見たいという場合にはどうしたらいいのでしょうか?一つに、液晶モニターの「拡大機能」を使う方法があります。 パソコンの出力を、モニターの推奨解像度よりも低い解像度に設定して、それをモニター側で拡大して表示する方法です。
EIZOライブラリー
画素ピッチと拡大モード
最近小さな文字が読みにくくなったから、モニターを大きなものに買い換えようかな…という声を聞くことがあります。 でもモニターサイズが大きければ、文字の大きさが大きくなるわけではない、ということに注意してください。そのポイントは「画素ピッチ」です。
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画素ピッチ
■ 画素ピッチの違い(イメージ)
画素ピッチが大きい
画素ピッチが小さい
「画素ピッチ」とは、【 画素と画素の距離 】のことです。液晶モニターの場合には画素同士はぴったり隣り合っているので、【 一つの画素の大きさ 】と考えることもできます。 この画素ピッチ、画素の大きさが大きければ、表示される画像も大きくなります。
たとえば、左記の一つの正方形が画素だとして、画素ピッチの大きな上のモニターと、画素ピッチが小さな下のモニター。同じ矢印の画像を表示してみたところ、使用している画素の数は一緒ですが、 画像の大きさは画素ピッチの大きな上のモニターの方が大きくなります。つまり同じパソコンからのデータを表示しても、画素ピッチの違いにより、文字の見え方(大きさ)は異なるということです。
これから考えると、大きなサイズのモニターでも画素ピッチが小さければ、画素ピッチの大きい、サイズが小さなサイズのモニターに比べると文字のサイズは小さく見えてしまうということになります。
文字を大きく表示するには
EIZOモニターの拡大機能
EIZOモニターでは、「フルスクリーンモード」のみ搭載されているタイプや、「フルスクリーンモード」のほか「拡大モード」「ノーマルモード」の3つのモードを持っているタイプなどがあります。
ノーマルモード
「ノーマルモード」はその名のとおり、設定された解像度のままで表示するモード。 従って、推奨解像度よりも低い解像度設定で表示した場合には、表示領域の周囲には黒い帯の部分ができます。 モニターの解像度とパソコンで設定した解像度の縦、横の比率が異なる場合は、このモードを利用すると良いでしょう。
フルスクリーンモード
モニターの解像度の縦、横の比率
=データの解像度の縦、横の比率
モニターの解像度の縦、横の比率
≠データの解像度の縦、横の比率
「フルスクリーンモード」では、推奨解像度よりも低い解像度で表示した場合、自動的に推奨解像度に引き伸ばして表示するというモードです。 このモードは、画像は拡大されますが、モニターと解像度の縦横比率が異なる画像の場合は、画像がゆがんでしまうのでご注意ください。
たとえば解像度が1920×1200のモニターに円の図形を表示した場合、パソコンの設定が1920×1200であればそのままの形で表示されますが、パソコンの設定が1280×1024である場合には、 縦1024のデータが1200に、横1280のデータが1920に拡大され、縦横の拡大比率が異なるので、楕円となって表示されることになります。
拡大モード
■ 拡大モードのイメージ
左の画像を拡大 ⇒ 右の画像
「拡大モード」は、推奨解像度よりも低い解像度で表示した場合、その縦、横の比率を保ったまま、モニターで表示できる最大のサイズに拡大するというモードです。 左の矢印を2倍に拡大してみたイメージ図が右の矢印です。
フルスクリーンや拡大モードを使って表示を拡大すれば画像は大きくなりますが、画像が粗く見えたり、文字や画像の回りがぼやけてみえたり、文字や線が不均一に表示されてしまったりすることもあります。 拡大される際には、その点をご了承ください。
拡大すると画像は粗くなる…そこで、「スムージング機能」
こんなとき「スムージング機能」があればちょっと安心です。スムージング機能は、拡大表示された際にぼやけてしまう線や文字をなるべくくっきりさせるなどの補正を行ってくれる機能です。 EIZOモニターには、スムージング機能を搭載しているモデルもあります。拡大してご使用になる際には、お好みの状態に設定をしてみてください。
そのほかの方法
そのほか、アイコンやウィンドウ周りに表示される文字のサイズはOSの設定で大きくすることができますし、Webサイトなどでは、ブラウザの設定で、文字のサイズを変えられるように作られているページもあります。
画面のサイズが大きくなり、解像度が上がると、画面に一度に表示できる情報の量が増えます。広い作業画面は使い勝手が良く作業効率も上がりますし、やはり使っていて快適なものです。 どのようなアプリケーションでどのような画像を見たいのか、それぞれの目的や用途にあわせて画面のサイズをお選びいただき、文字の大きさも、実際にご覧になってみて、 ご満足いただけるサイズかどうか、確かめて、また必要に応じて拡大機能を活用してみてください。