- 基礎知識
- EIZOチャンネル
- ITmedia流液晶ディスプレイ講座 II
- ITmedia流液晶ディスプレイ講座 I
- その他
- カラマネ小話
カラーマネージメントを実践するためのモニター選び
カラーマネージメントシステム (CMS)とは?
出力機器によって色が異なるのはどうして?
デジタルカメラやスキャナなどの、入力機器、あるいはモニター、カラープリンタなどの出力機器において、色の再現が異なる場合があります。
例えば 撮影した画像をモニター上で編集・レタッチし印刷した際に、同じデータを扱っているのにも関わらず、機器によって色が違って出力される場合があります。インクジェットプリンタで印刷した場合、カラーコピー機で印刷した場合、また、オフセット印刷機で印刷した場合が、それにあたります。
これはそれぞれの機器・デバイスが、異なる「色の特性・色のクセ」を持っていることが原因です。これを解決する方法として登場したのが、「カラーマネージメントシステム」、略してCMSです。

CMSとは、「全ての機器で一貫した色再現を得るシステム」
CMSとは、それぞれの機器が持つ「色の特性・色のクセ」を考慮し、入力から出力まで、一貫した色再現を得るための総合的なシステムです。
CMSの構築は、それぞれの機器の色特性をデータ化した「プロファイル」を用意することから始まります。プロファイルは機器メーカーが標準で提供しているものもありますし、精度を求めるのであれば、CMSツールを使って作成することも可能です。
このプロファイルと、パソコンのOSやソフトウェアに組み込まれている「カラーエンジン」を使い、色の共通化を図ることができます。

CMSとは、「全ての機器で一貫した色再現を得るシステム」
カラーマネージメントを実践する場合には、使用するモニターのプロファイルが必要になります。キャリブレーションを実施した都度、その時の最適なプロファイルが作成されますので、これをパソコンのOSに設定します。
これにより、カラーマネージメントの精度を向上することができます。

モニター上の色が、最終的な完成品の色と同じになりますので、正確な色再現ができる モニターの準備が必要になります。
CMSを実践する際、モニター上で編集した画像のとおりに、印刷することが可能になるため、モニターが大変重要な役割を担います。

CMSにより、ワークフローの全ての工程で統一した色の再現ができるようになれば、出力紙 (校正紙)の添付が不要になります。また、工程ごとの色合わせも不要になることから、作業効率と精度の向上が実現できます。