ニュースリリース

無人運航船の実証実験プログラムに参加

2020年6月16日

 

 EIZO株式会社(本社:石川県白山市、代表取締役社長:実盛 祥隆)は、日本財団が実施する「無人運航船の実証実験にかかる技術開発共同プログラム」について、Designing the Future of Full Autonomous Ship プロジェクト(以下DFFASプロジェクト)メンバーとして参加し、当社の強みである映像の撮影・記録・伝送・表示分野の開発を担当します。
 

  1. 「無人運航船の実証実験にかかる技術開発共同プログラム」概要
     このプログラムは、世界に先駆けて内航船における無人運航の実証試験を成功させることで、本分野の技術開発への更なる機運を醸成し、日本の物流及び経済・社会基盤の変革を促進、当該技術開発を支援するために日本財団により創設された助成制度です。詳細は以下をご確認ください。

    https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2020/20200612-45056.html
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  1. DFFASプロジェクト概要
     このプロジェクトは、着桟・計画航路運航・避航の自動化のみならず、陸上での監視・診断・結果の本船へのフィードバックといった支援機能、そして緊急時の遠隔操船も考慮した無人運航船に求められる機能を網羅した包括的なシステムの開発・実証を行うものです。

     その実現のために協力会社を含めた国内22社のコンソーシアムを組み、国内外のさまざまな組織の協力を得て、船舶交通が非常に多い海域も含む自動運航システム、陸上支援システム、航行海域ごとに自動切換えする通信回線システムまでを開発し、多様な会社の技術の底上げ、当該技術の標準化により日本の競争力強化を図ります。詳細は以下をご確認ください。

    https://www.nyk.com/news/2020/20200615_01.html

 

  1. 当社グループが果たす役割
     当社およびグループ会社のカリーナシステム株式会社は、EIZOグループとして映像の「撮影・記録・伝送・表示」をソリューションとして提供できる強みを生かし、遠隔操船時に本船の安全を確保する非常対応システムの開発を行います。

     具体的には、陸上から船を遠隔で操作することを可能にするために、屋外・夜間での撮影に適した超高感度カメラ、及び、カメラ画像・船舶計器・機関室の状況などを統合的に記録・伝送するエンコーダーシステムを船に搭載。

     さらにこれらの撮影された画像を、衛星通信等にて高画質かつ効率良く伝送するため、セキュリティ市場で実績のあるIPデコーディングボックスや専用ソフトウェアを開発します。

     加えて、陸側の管制センターでは、伝送されてきた画像の内容をオペレーターが確認しやすくするために、独自の画像鮮鋭化技術にて視認性を向上させた上で表示するモニターシステムの開発も行います。

     なお、当プロジェクトへの参画に関して、当社は日本財団の助成金による支援を受けています。

 

お問合せ先

【お客様からのお問合せ】

EIZO株式会社 映像ソリューション営業部
TEL:03-5764-3401 FAX:03-5764-3420

【報道関係各位のお問合せ】

EIZO株式会社 企画部 マーケティングコミュニケーション課
TEL:076-277-6795
E-Mail
Webサイト:www.eizo.co.jp/press/